昨日は久しぶりのコンチェルトの本番。
しかもドヴォルザークのチェロ協奏曲という素晴らしい曲を演奏させて頂いた。
フリーデンスクラングという
自分が普段トレーナーで行ってるオーケストラとの協演。
単なるソリストではなく
みんなででっかいバンドみたいなつもりで演奏した今日のドヴォルザークのコンチェルト、通称ドヴォコン。
本当に素晴らしい曲だと
本番弾きながら何よりそれを思った。
こんな素晴らしい曲を演奏して
なんとかこの感動をここにいるお客さん達と共有したい!
そんな想いが募るばかりで
気がついたらその時間は終わっていた。
聴きに来て下さった皆さま本当にありがとうございました。
そして、音大を卒業してからお世話になったチェロの恩師が聴きに来て下さり
楽屋で「薄井!」って声かけられた時は本当に嬉しくてちょっと泣きそうになった。
先生ありがとうございました。
満足行く演奏なんて
多分一生出来ないかもしれない。
反省点を受け止めて更に高みを目指す。
昔はそれが演奏後の何より一番の重要課題であり
またそうあるべきだと思っていた。
でも
今回はちょっとだけ
それよりももっと大切な事を素直に受け止められた気がする。
それほどに
お客さんの拍手や
聴きに来てくれた友人の笑顔や
恩師の言葉や
オケのメンバーや
支えてくれる家族の存在が温かく
何より素晴らしい曲を残してくれたドヴォルザークに
感謝の気持ちでいっぱいだった。
演奏家って仕事も悪くない。
胸の中でそんな温もりが
しばらくは消えそうにない。