それがスティールパン奏者の伊澤陽一だ。
彼とは音大時代に知り合い意気投合。
主にクラシック以外のルーツに共感し合う仲で(笑)
まさに苦楽を共にして来たブラザーである。
音大卒業後
僕は東京シティフィルでオーケストラプレイヤーの傍ら
この伊澤君とガットギターの菅又健の三人でカントジフアというユニットをやっていた。
このユニットで全国周ったり
初めて自分のオリジナル曲を人前でやったのもカントジフアだった。
それからしばらく彼とは一緒に音楽をやる機会はなかったけど
常にその関係は変わらず
彼はその後スティールパンオーケストラのWaiWai Steel Bandを結成してアルバムもリリースしている。
自分はチェリストとしての活動と並行して
ロックバンド人と人を結成して歌い始め
更に最近はアコースティックトリオで
ソロ名義でシンガーソングライターとチェリストの共存という形をやり始めて
お互いに別々の道を歩き始めた訳だ。
そんな彼と本当に久しぶりに一緒にイベントをやった。
しかも今回は一緒にではなく対バンとして。
伊澤君のスティールパンと
小林智詠君のガットギターのDuoと
こちらは坂本剛君のピアノと
渡辺健悟君のウッドベースに加え
人と人ではキーボードを弾いてるメンバー同士でもあるスガメスジャポンをドラムに迎えたカルテットで。
勿論お互いのステージにもゲストで入って
カントジフア時代の曲をやったり
智詠君も含めて自分のオリジナルをやったり
こんな最高のメンバーと音を出せた至福の時だった。
そしてそれをお客さんとも共有出来た事が何より最高な事だった。
とにかく個人的にこの日がいかに特別な日であったか!
音楽の喜びに溢れていて人生の内でも
忘れられない日の一つになることでしょう。
来て下さった皆さまありがとうございました!
そうそう、今日はお客さんとして共通の友人やまさかの友人まで
突然の訪問にサプライズが重なった
そういう意味でも素敵な一日だったのでありました。