こんにちは。
国語教科担当の薗田です。
今日10月4日は言語学者・新村出(しんむらいづる)
(1876-1967)の誕生日だそうです。
新村出と聞いてピンとこない方も多いかと思いますが・・・
『広辞苑』の編者と言ったら、おわかりでしょう。
『広辞苑』のカバーを見てみてください。
ノーベル賞作家・大江健三郎は、あのしっかりした製本の
『広辞苑』を、たくさん引き過ぎて、3冊も取り替えたそうです。
そう簡単には壊れない『広辞苑』を引いて、いかに語彙力を
付けようとしたかが伺えるエピソードです。
そこまでとはいわずとも、辞書を身近な存在としてつき合って行くか
どうかは、かなり学力(知的能力)を左右することでしょう。
言葉を知っているということは、その分だけ世界を
「細かく」「深く」見られるということです。
つまるところ、「辞書を引くことを怠るなかれ」という話でした。