■新村出・『広辞苑』・ノーベル賞 | 『ことばの学校』 ブログ

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こんにちは。

国語教科担当の薗田です。

今日10月4日は言語学者・新村出(しんむらいづる)
(1876-1967)の誕生日だそうです。

新村出と聞いてピンとこない方も多いかと思いますが・・・

『広辞苑』の編者と言ったら、おわかりでしょう。
『広辞苑』のカバーを見てみてください。

ノーベル賞作家・大江健三郎は、あのしっかりした製本の
『広辞苑』を、たくさん引き過ぎて、3冊も取り替えたそうです。

そう簡単には壊れない『広辞苑』を引いて、いかに語彙力を
付けようとしたかが伺えるエピソードです。

そこまでとはいわずとも、辞書を身近な存在としてつき合って行くか
どうかは、かなり学力(知的能力)を左右することでしょう。

言葉を知っているということは、その分だけ世界を
「細かく」「深く」見られるということです。

つまるところ、「辞書を引くことを怠るなかれ」という話でした。