一休さんがなくなるまえに一通の封書を寺の弟子たちに残しました。
「この先ほんとうに困ることがあったら、これを開けなさい」といいのこしました。
何年かたって、寺に大変な難題が持ち上がり、どうしようもないので弟子たちが集まって、
一休さんの封書のことを思い出しました。
きっと一休さんのことだから 何か秘策を用意していてくれるのだろう。
期待を胸に 封書をといてみると「しんぱいするな、なんとかなる」と書いてありました。
とたんに 弟子たち一同大笑いの内に「落ち着きと勇気と明るさ」を取り戻し、
難しい問題を解決できたって話です。
あれこれ考えるより「なんとかなるさ」の考え方で平静と落ち着きをもったほうが
うまくいきやすいのかもしれませんね。
