ことば屋リレーエッセイ2024 | ことば屋~美しい日本語のレシピ~

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『 🌈 ことば屋リレーエッセイ2024 🌈 』


 ことば屋の山中志乃です!ことば屋では、5月18日の「ことば(5・1・8)の日」にちなみまして、毎月18日にメンバーがバトンを繋いで リレーエッセイを発信しています 。 

 今年のテーマは、「思い出の場所」「思い出の風景」これまで出逢った素敵な場所や風景の中から、とっておきのスポットを思い出と共に紹介します 。

 今月は、末田景子アナウンサーからバトンを受け取った私・山中志乃がお伝えいたします!


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  まもなく子どもたちは夏休み!楽しい計画を立てられている方も多いかと思います。まだ、どこに行こうか迷っている方に参考になれば・・・今回は、私の「思い出の場所」である、日本三景の一つ、広島県の「安芸の宮島(嚴島)」をご紹介します。


 宮島にある嚴島神社は、593年に創建されたと伝えられていて、国宝・重要文化財に指定されています。また、1996年には世界文化遺産に登録された、歴史ある神社です。


 私は夫の転勤で2011年から4年間広島県に住んでいました。気軽に行ける世界遺産「安芸の宮島」は、路面電車やフェリーに乗って何度も訪れた場所です。

 その中でも特に心に残っているのは、「鹿と牡蠣と七五三」という三つの思い出です。フェリーを降りると、まずは可愛い鹿たちがお出迎えしてくれます。奈良の鹿もそうですが、宮島の鹿もとても人間に慣れています。人間が美味しいものを持っていると知っているのでしょう。

 そして、路面には牡蠣のお店がずらりと並び、まさに「牡蠣天国」です。宮島に遊び行ったある日、私たちも早速「焼き牡蠣串」を購入しました。石垣に座って1個目を食べる長男(写真)しかし、しか~し!その後、全部の牡蠣を鹿に持って行かれてしまうという大惨事が発生しました。呆然とする長男、笑い転げる私、そして満足そうな鹿の姿は、今でも鮮明に思い出されます。その後は息子も気を取り直して、水族館に行ったり、鳥居前の水際で遊んだりしました。

 また、2013年には娘(7歳)と息子(5歳)の七五三を嚴島神社で行いました。世界遺産で七五三をするというのは、なんとも贅沢な経験でした。神聖な雰囲気の中での儀式は、家族全員にとって忘れられないものとなりました。お陰様で、娘(18歳)と息子(16歳)も元気に育っています。


 広島で過ごした4年間は、私たち家族にとって特別な思い出が詰まったかけがえのない時間でした。子どもたちは「もう一度広島に住みたい」と願うほどですし、私も広島、宮島、そして牡蠣が大好きです。

 将来、また家族で宮島を訪れ、思い出をさらに増やしたいと思っています。是非、皆さんにも訪れてほしい場所です。夏休みのご予定の参考になれば、嬉しいです。



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 2024年の ことば屋リレーエッセイ 。

 7月は広島県「安芸の宮島」をご紹介しました。続く8月は、古賀静華アナウンサーにバトンを託します 。どんなスポットを案内してくれるのでしょうか。

 8月18日をお楽しみに!