あなたはどれ?~『分かりにくい』4タイプ | [望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

[望む人生を言葉で引き寄せる!]言葉と声のハーモニスト・松本エリハ

元舞台俳優で現役国語教師&ラジオパーソナリティの松本エリハが、言葉と声の調和によって望む人生を引き寄せるカンタンな方法をお伝えします。

誰かの話を聞いて

分かりにくいなあ……

と思ったことがある人は、同時に心配になったのではないでしょうか。


まさか自分も?
何を言ってるか分かりにくいのでは?』




分かりにくい話が良いのか悪いのか、
私にはわかりません。
(あえて『分かりにくく話す』必要がある場面もあるようです)



ただ、

今より分かりやすい話をできるようになりたい!

と望むとき、まずは

分かりにくい話の4 パターン

を知っておくと、対策が立てやすいです。

※ちなみに、
二つ以上のパターンが複合しているケースも多々あります。



パターン①[声が原因]

A.発音そのものが原因

・サシスセソとtha thi thu the tho
・ラリルレロとda di du de do

などの使い分け(発音)が不十分。

元々の体格(顎、歯並びも含む)や身体的特徴が影響している場合が多い。

だから、『その発音は違う』
と言われても、変え方がなかなかわからない。

滑舌が悪いんです」と言う人に多い。


B.発音のクセが原因

・単語の最初の音が流れる(=音として曖昧)
例)『つくえ』→『っくえ』、
     『うめぼし』→『んめぼし』など

・文の途中の音が流れる
例)『いらっしゃいませ』→『ぃらっしゃっせ~』※この場合は最初の音も流れている

・文末の音が流れる
例)『〇〇します』→『〇〇しゃっす』



パターン②[構成が原因]

・主語と述語がねじれている
例)私が優勝できたのは、コーチが熱心に指導してくれました。

指示語(これ、その、あそこ、など)が多く、示す内容を聞き手が推測するのが困難

・ひとつの文が長い

・話しているうちに話題がずれる
※『例えば……』と詳しく説明するつもりが、ディテールが細かすぎて例え話がメインになる



パターン③[心構え・考え方が原因]

・『聞き手が何をどこまで知っているか』を無視している

難しい言葉を使うことが良いと信じている

・そもそも話すことで何かが伝わるとは思っていない



パターン④[『話して』いないことが原因]

・会話の場合、相手の話を聞かずに話している

・スピーチの場合、原稿をそのまま読んでいる



この他にもありますが、
主なものは①~④の4点です。



これをしながら

自分にどの要因があるのかを知ると、

より具体的に手を打つことができます。