映画『窓際のトットちゃん』を観ました。

母も観たいというので、一緒に『窓際のトットちゃん』を観てきました

母は徹子さんよりちょっと年下ですが、ほぼ同世代なので、とても懐かしく感じたようです

『あー、冷蔵庫はこんなだったね』『そうそう、マッチで火を点けてたのよね』『カルメ焼きだ』『ちくおんきー、あった あった』と言った感じで

それでも、徹子さんの実家がすごく素敵で、洋風の生活スタイルだったのには驚きました

お父様が朝食にパンとコーヒーと言うのは、母たちの時代では稀だったと思います

そして、徹子さんもお母さまも凄くおしゃれで、いつも素敵なドレスを着ていて、たいてい着物だった祖母と比べると、まるで別世界です

私が驚いたのは、徹子さんが既にパンダのぬいぐるみを持っていたことや、ランドセルを背負っていたこと

以前、徹子さんがご自身のインスタグラムに、パンダのぬいぐるみと撮った20代の徹子さんの写真を投稿したようで、伯父様からのアメリカ土産のようです

日本一古いパンダのぬいぐるみかもしれないのだそう

ランドセルってそんな昔から小学生が持っていたのかな？と疑問に思い、母に聞いたところ、母はどんなバッグをもって小学校に行っていたか、よく覚えていないとのこと

『ランドセルなんか持ってたかなあ』だそうです

徹子さんのような、一部の富裕層のお子様たちしか持っていなかったのかもですね

本を読んで大体の内容を知っていた上で映画を観たので、ストーリーがすんなり入ってきましたが、本よ読んだことのない方にとっては、一部分かりづらいエピソードがあるかもしれませんね

上映時間の関係で端折ってしまうのは仕方がないことですが、そんなこと関係なく、全体的にほのぼのとした、心温まるストーリー展開で、誰でも楽しめます

背景の水彩画がすごくきれいで、特に「トモエ学園」の藤棚が印象的

当時の自由が丘駅の周辺の風景も素敵で、行ったことないのに、なぜか不思議とノスタルジックな気持ちになる

生まれてもいなかったのに『あー、あの頃に戻りたい』とつぶやいてしまう

母にとっては懐かしいものばかりで、自分の子供のころと重ね合わせ、感慨深く鑑賞したようです

私もおかげさまで、今日はほっこりした気分になりました

ところで、映画では触れていなかったですが、徹子さんはよくどぶに落ちたらしいですが、私もよく池に落ちました

姉に『なんであんなに池に落ちたの』と聞かれましたが、それは謎です

大体の場合、池の中を覗いていて前につんのめったり、端ギリギリを歩いていてバランスを崩したり

母が言うように、トットちゃんに似てるところがあるのかな

私も徹子さんのような万人から尊敬される、素晴らしい人間になれてたらよかったのだけど、そうはいかなかったことが、母に申し訳ない

『窓際のトットちゃん』是非観てください