「働き方改革」だのなんだの言ってますが、
結局のところ
働くことって
会社や個人の感覚によって全然違うと思う。
というのも、
知り合いの派遣の人が
「社員じゃないから黙ってて」と
社員の人に言われて怒り狂っていた。
派遣も社員も業務委託も、
皆が平等とはいかないことはわかるけど、
それを口に出して制してしまうのは違う気がする。
そして、その派遣の人がこうも言っていた。
「その働き方を選んだのは自分でしょ」
と、言われたら何も言い返せないと。
でも、正社員になりたくてもなれない人や、
自分のやりたい仕事が派遣やフリーランスじゃないとできない人もいるし、
極端なことを言ってしまえば、
育児や介護、病気のために、
今の自分の働き方を選ばざるを得ない人もいる。
それを一言「その働き方を選んだのは自分」
で片付けられてしまうのは、
なんとも悲しい世の中だなと思った。
正社員には正社員の苦しみが、
フリーランスにはフリーランスの悩みが、
派遣には派遣の大変さがある。
立場や条件は違えど、
同じ仕事をするもの同士、
楽しく仕事をしたいと思うのは
いけないことなのだろうか。
働き方が多様化して、
働き方改革っていろんなところで言われてる中、
何を改革していくんだか、
全然わからないなぁと思った。
時間を短くすることか、
フリーランスへの待遇を変えることか。
それに、こんな世の中で、
まだ誰かの上に立つことで満足をする人っているんだなぁ。って。
「その働き方を選んだのは自分でしょ」
果たしてそうだろうか。
「その生き方を選んだのは自分でしょ」
すべてがそうなのか…。
突然に起こる不幸や、
受け入れがたい、納得できないできごとも、
すべては自分で選んだものなのだろうか。
その派遣の人の代わりに、
その人に聞いてみたい。
誰かを蹴落として、
誰かを傷つけてまでして手に入れたいものって、
なんなのか。