なんだか落ち込む…。
歳を重ねると、
どうにもならないことも増えてきて、
色々なことを諦めなきゃいけないのだと、
そう思っていた。
でも、考え方を変えれば、
少し心が楽になってくる。
10年以上前に、
日テレで「神はサイコロを振らない」という
ドラマをやっていた。
主演は小林聡美さん。
その中のセリフにこういう言葉がある。
100個できることが、
10個になったとしても、
その10個が自分に確実にできることなら、
私はそれをダメなことだとは思わない。
それはあきらめたんじゃなくて、
自分がどんな人間かわかってきた、
ってことだから。
話の前後わからない人は
「?」と思うかもしれないけど、
私はなんだか納得できた。
10代のときと30代では、
体力も落ちるし、明らかに違う。
学生から社会人になって、
環境も変わる。
できることも少なくなってきた。
でも、そんな風に思えば、
今の自分を受け入れられる気がする。
それが大人になるということ。
すべて手に入れて、
すべて理想通りにいく人なんていないもの。
自分は今、こういう人間なんだと受け入れる。
それは決して「諦め」ではない。
そう自分に言い聞かせてみる。