『語学スクールの体験レッスン①』のつづき
次に行った体験は、まだ多言語という感覚に出会う前。
オーストラリアから帰国して数年。
10代で高校や大学に留学する人ほどではないにしろ、せっかく身についた英語力を落としたくなかった。
独学が苦手な上に読み書きも苦手。
通訳や翻訳家になるわけではないし、とりあえず会話力をキープしたかった私には、英会話スクールくらいしか思い浮かばなかった。
強いて言うなら、他の言語にも興味があるんだけどな~…
ちょうど日本の最北端・稚内から北海道の中心都市・札幌に引越したのを機に、私は再び、いくつかの体験レッスンを受けに行った。
実はワーホリに行く前とこの時とで、英会話スクールを見て判断する私の目に少し変化があった。
英語の学び方は多種多様。
ロールプレイ重視だったりフリートーク重視だったり、板書があったりなかったり、テキストがあったりプリントだったり。
各学校がそれぞれ「売り」と「身につきます!」をアピールしてくる。
そんな先方の言葉に踊らされない自分がいることに気づいたのだ。
「このやり方じゃ身につかないな…」という信頼できる感覚が、私の中に芽生えていた。
さて。
みなさんご存知の通り、語学スクールは結構いいお値段。
正直言って、英語と他の言語を同時に学ぶのはお財布に厳しい。
しかも私は、英語以外にやりたい言語が決まっていたわけではない。
とにかく、もう少し言葉の世界に触れたかったのだ。
だったら例えば「英語でフランス語を学ぶ」なんていう学校にすればいいのかな?
いくつか体験する中で、そんなことも考えた。
ちなみにフランス語に興味はあった。
でも「どうしても“フランス語を”学びたいの!!」というわけではなかった。
当時はまだ、英語以外に学べる言語の選択肢はそんなに広くなかったのだ。
結局その後、多言語というものと出会ったことで、その時はスクールに通うという選択肢はなくなったのだけれど。
二度目のこの体験で、「ひとことで英会話スクールといっても、内容も質も多種多様」ということを実感した。
『語学スクールの体験レッスン③』につづく