語学スクールの体験レッスン② | ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

ことばに宿る、不思議なチカラ。
人間の言語習得やコミュニケーション能力の奥深さはまだ解明されていないけれど、とんでもなくおもしろい。
気づいたら私のコトバ探検は本格化されていた。

語学スクールの体験レッスン①』のつづき



次に行った体験は、まだ多言語という感覚に出会う前。

オーストラリアから帰国して数年。
10代で高校や大学に留学する人ほどではないにしろ、せっかく身についた英語力を落としたくなかった。

独学が苦手な上に読み書きも苦手。
通訳や翻訳家になるわけではないし、とりあえず会話力をキープしたかった私には、英会話スクールくらいしか思い浮かばなかった。

強いて言うなら、他の言語にも興味があるんだけどな~…



ちょうど日本の最北端・稚内から北海道の中心都市・札幌に引越したのを機に、私は再び、いくつかの体験レッスンを受けに行った。


実はワーホリに行く前とこの時とで、英会話スクールを見て判断する私の目に少し変化があった。

英語の学び方は多種多様。
ロールプレイ重視だったりフリートーク重視だったり、板書があったりなかったり、テキストがあったりプリントだったり。
各学校がそれぞれ「売り」と「身につきます!」をアピールしてくる。

そんな先方の言葉に踊らされない自分がいることに気づいたのだ。
「このやり方じゃ身につかないな…」という信頼できる感覚が、私の中に芽生えていた。



さて。
みなさんご存知の通り、語学スクールは結構いいお値段。
正直言って、英語と他の言語を同時に学ぶのはお財布に厳しい。

しかも私は、英語以外にやりたい言語が決まっていたわけではない。
とにかく、もう少し言葉の世界に触れたかったのだ。


 だったら例えば「英語でフランス語を学ぶ」なんていう学校にすればいいのかな?


いくつか体験する中で、そんなことも考えた。

ちなみにフランス語に興味はあった。
でも「どうしても“フランス語を”学びたいの!!」というわけではなかった。

当時はまだ、英語以外に学べる言語の選択肢はそんなに広くなかったのだ。

結局その後、多言語というものと出会ったことで、その時はスクールに通うという選択肢はなくなったのだけれど。
二度目のこの体験で、「ひとことで英会話スクールといっても、内容も質も多種多様」ということを実感した。



語学スクールの体験レッスン③』につづく