ネイティブと非ネイティブの会話の違い | ことばの魔法 ことばのチカラ~ことば探検家ひろが見つけたコトバと人間

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ことばに宿る、不思議なチカラ。
人間の言語習得やコミュニケーション能力の奥深さはまだ解明されていないけれど、とんでもなくおもしろい。
気づいたら私のコトバ探検は本格化されていた。

この2年ほど、我家で楽しんでいるのが
ホームビジットやホームステイ。

日帰り~2泊程度で海外からのゲストを受け入れ。
ゲストはJICAの研修員の方、留学生、短期滞在の学生さんなどなど。

日本語が話せる方もいらっしゃれば
英語のコミュニケーションになる方もいらっしゃるし
日本語も英語もNGだから他言語で…という方も。

当然、使う言語とそのレベルによって楽しみ方が変わってくる。

日本語が堪能であれば
その国の文化や食、考え方や教育制度など
かなり深い話ができるし
英語が堪能でも、けっこう同様の話が可能。

ちなみに英語の場合、先方の出身地域によって、
こちらとあちらの話す率がかわってくるのもオモシロイ!(笑)

一方、先方が日本語学習者で、でも会話に慣れていない場合。
私自身、日本語について考えさせられることが多い。

これは深くて面白いので、また別の機会に語りたい。



さて、今日は英語のお話。

学生時代、私はとーーーーーーーっても英語が苦手だった。
でも25歳で1人イギリスに行ったときに思ったの。

 英語はベーシックスキルだ!
 できなきゃ恥ずかしい!
 (ちなみにこれはあくまで、私個人の自分に対する意見であって
  「話せない人=恥ずかしい」と思っているわけではないので
  誤解しないでね。)

そこで英会話教室に通い
ある程度の会話力を身につけ
人生そのものの経験が不足しまくっていると感じた自分を
追い込むように9ヵ月半オーストラリアへ。

まぁ、オーストラリア(ほぼ)1周1人旅(←これをラウンドという)が
できる程度の英語力はついたというわけ。

そんな私の英語なので、はっきり言って語彙力がまるでない。
単語の知らなさといったら、自分でも驚くほど。

しかも私は人とのコミュニケーションを通して言語習得していくのは大好きだけれど
語学に関しては「勉強」が大嫌い!

コツコツ単語を覚えたり、文章読解したり、、、
徹底的に嫌なの。(ゴメンナサイ)

だって不自然なんだもん。
ことばはどんな人間でも自然に身につけたものなのに…
その学習法って。。。

苦しめられた記憶しかない。



そんな私が、英語堪能ゲスト達を受け入れる中で気づいたことがある。

それは

ネイティブの英語の方が、わかりやすい! ということ。

使っている単語も、言い回しも。

英語堪能な非ネイティブの方の英語は
使う単語も言い回しも、難しさを兼ねそろえているということ。

それは会話においても、メールにおいてもそうだった。

「なんかソレ、高校の教科書に載ってたような…」

という単語が出てきたりね。

決して間違っているわけではない。
私の勉強不足と言ってしまえばそれまでのこと。

でも、そんな言い方しなくてもナチュラルな会話が可能なことを
ネイティブの友人たちは教えてくれた。

もちろん、単語は知らないより知っていた方がいい。

もちろんよ。

難しい構文や言い回しだって、
知らないより知っていた方が世界が広がる。

その通り!

それはわかっている。
その上で、私はなるほど~と思ったの。

ネイティブと非ネイティブの会話の違い。

それはきっと、どんな言語でも同じことが起こっているのだろうな。