さてさて、お昼過ぎに金座町のボタニカに
出掛けておりました。
 
私のお友達の一人でミシン手刺繍作家の
tetoさん事、満井亜里沙さんの個展を
鑑賞させて頂きました。
 
因みに、tetoさんはブログをされてらっしゃり
愛猫のジョブズ君が登場し、私もジョブズ君の
ファンの一人なのです。
 
リンク先はこちらです。
 
過去にも何度か個展を拝見しておりますが、
今回は寓意的な人体と言うタイトルで人体を
テーマにした作品を発表されてます。
こちらは心臓でして病院で見掛ける
心臓の模型を使っており、元の模型の
外観を生かすも手刺繍や布などで一段と
心臓の感じに近付けているのです。

ご自分の手を型にして作られた作品ですけども、
作り方が日本の仏像や美術工芸の世界で
古くからある乾漆の技法に通ずる手法で造られて
いるのです。
麻布を張っているのですが、布着せという
方法はカッチカチに仕上がり重ね具合によっては
鎧と変わらない強靭さがあるとの事です。
赤血球という作品ですが、帆布をベース地に
ひたすらに刺繍して血管内部を表現する
細やかさはビックリされられます。
骨の模型は高額なのと普段の置き場所に
困ると言う事で整体師さんから拝借されたとか。
この脳神経図もミシン手刺繍で出来ており、
細やかさに驚くばかりです。
皮膚と言う額装の大作ですが、
黒い帆布をベースにして血管はシリコンゴム、
様々なミシン糸を使いまくって量が
足りなかったと聞いてます。
 
この作品が最も多く縫われているので、
重いのだとか。
肺を象った作品ですけども、この作品については
ベース無しで縫われた所にガラスで挟んで
出来ているのです。
 
手刺繍の真骨頂、極意が伝わる作品と言えます。
ミシン手刺繍にご自分の髪の毛を作品に
取り入れた作品もまた驚きましたが、
糸の質感が髪の毛と溶け合うリアルさに
圧倒されます。
因みにこの2点のスカートの中は捲れますので、
作品の真意を知りたいと思われたら
ぜひ捲ってご覧下さい。
 
この作品だけは唯一お手に触れる事が出来ます。
こちらは骨と言う作品ですが、この作品の
鑑賞ポイントは真っ暗にした状態で
見た時の方がインパクトがありますので、
在廊中のtetoさんご本人にお願いしてみると
対応して下さります。
 
狭いスペースながらも色々と展示されて
ますので、ゆっくりとご覧頂けると幸いです。
 
本通りの日銀静岡支店と猫カフェの間の道を
進んだ所に古いアパートを活用したギャラリーの
3階で今週の土曜まで開催中です。
 
お時間がありましたらどうぞお出掛け下さいませ。
 
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