印伝の尾布でござる。さてさて、こちらは私の愛箏の太平楽の龍尾部分になります。龍尾には箏糸を張る際、直接本体を傷付けない様にする為に敷く尾布を敷いてから糸を張るのです。尾布にも色々と種類があって、和紙を芯にして金襴の布が表地のモノで彩られるのがメジャーです。しかし、鹿革に漆でコーティングしたり燻しの加工を施した印伝で出来た尾布もありまして、これもまた結構良いモノなのです。