(´・∀・`)どっかで会ったことある
この言葉からの5人のお話

┄┄┄┄


「ジュンくん」
「……」
「ジュンくん」
「…ん.ん…」
「起きて」
カ.ズ…?」
「ん。起きよっ」
「ぅん…」

朝が苦手なジュンくん
いつからだろう?
物心ついた頃にはもう俺
ジュンくんを起こしてた
それは今も変わらなくて

「あ、ジュンくん」
「…ん?」
「襟」
「んっ」

スッと首を伸ばしたジュンくんの
襟元を整えると
「ありがとぉ」って可愛いんだ

「よし、行こ」
「お腹すいたぁ」
「うん」
「ご飯なにかなあ?」
「なんだろうねえ」

連れ立って階段を降りた

┄┄┄┄


「おはよう」
「おはよー」
「おはよっ、カズ、ジュン」
「あ、マーの髪はねてる」
「えっ?」
「っふふふ」

笑いながらジュンくんが
マーくんのはねた髪を手で押さえるが

「あっ」
「どう?」
「やっぱ、はねちゃうね」
「ええっ?」
「ご飯のあと、ドライヤーで直してあげるよ」
「わー、ありがとジュンちゃん」

なんか天使が戯れてるみたい
2人とも綺麗だなあ
あ、目の保養ってこーいうこと?

「カズ?」
「んっ?」
「なんで笑ってんの?」
「ふふっ」
「え、なになに?」
「内緒」
「「えっ〜?」」

そこハモるんだ(笑)

┄┄┄┄


「はーい、お喋りやめて、ご飯運んでー」
「あ、ショオくん、おはよー」
「はい、おはよう」

お茶とコップをお盆に乗せ
リビングに入ってきたショウちゃん
あー、爽やかイケメン
でも中身けっこう
ゴリゴリの雄なとこも
(あったりなかったり)

「ショウちゃん、ご飯なに?」
「さあ、何だろ」
「マー、運べば分かるよ」
「よーし!」

って腕まくりするマーくん
の後ろをついてくジュンくん
に続く俺

キッチンとリビングは少し離れてる
キッチンにテーブルを置いたこともあったが
椅子引いたら後ろ通るの大変だし
すっごく狭くて圧迫感
やっぱダメだと皆んなの意見が一致
結局、元に戻した

そんな中途半端な広さのキッチンに
青いエプロンつけて立ってんのは

「サトシ〜」
「おう、おはよ、ジュン」
「サトちゃん、おはよー」
「おはよ、マサ」
「おはようございまーす」
「おはよ、カズ」

カウンターの上には様々な料理の皿

「あ、鮭だ!」
「おいしそー」
「みそ汁、豆腐だ!」
「お豆腐大好きー」

朝ごはんにキャッキャする2人は
天使てよりチビっ子
そう、お腹の空いたチビっ子だ

「ふふふっ」って笑い声がして
振り向くとサトシと目が合った

(かわいいな)
(ねっ)

目で会話した

┄┄┄┄

ショウちゃんの日課
「はい、じゃあ、手と手を合わせてー」

この言葉で皆んな手を合わし
「「「「「いただきまーす」」」」」


わが家のルール
ご飯はサトシが作る
ショウちゃんはお手伝い程度

洗濯がショウちゃんの担当だ
取り込むのはマーくん
ジュンくんと俺は畳むのを手伝う

外のお花に水をやるのが俺ら
赤いジョウロをブンブン振りまわす
ジュンくんはいつもとても楽しそうで
青いジョウロの俺もブンブン振りまわす
夏は朝夕2回、冬は朝水をやる

いつものように
ワイワイ食事してると
突然マーくんが

「っ!!」
「「「「!?」」」」
「っん!!」
「どした!?」
のど…」

マーくんの声がか細い
魚の、骨?

「ご飯ご飯!!」
「水水!!」
「マー!!」

皆んな大慌て
俺はマーくんの背中をさする 
取れろ取れろと祈りながら

バタバタ、バタバタ
一体どのくらい時間が過ぎたのか

「あっ…」
「取れた!?」
「…うん」
「「「「よかったー」」」」

皆んなで安堵した
そんな日もたまにはあったり
これが俺らの日常だ


┄┄┄┄

父さんと母さんが再婚して
俺らは兄弟になった

父さんの連れ子
母さんの連れ子
母さんの弟の子供
父さんの従兄弟の子供

で俺らは構成されてる
側から見たら複雑かも知んないけどさ

楽しいんだ
幸せなんだ

それが全て
他になにがいる?

父さんは北海道へ単身赴任中
母さんは俺らがいるからと残ったが
ラブラブ夫婦だったから
俺らの前では平静装ってたけど
母さん、涙もろくなっちゃって
父さんも母さんいないとダメで
ある日、兄弟会議をした

「母ちゃんを北海道にやろう?」
そうサトシが言って

「うん、賛成」
「俺も賛成」
「え…、かあさん?」

不安そうな声はジュンくん
そんなジュンくんの手を
俺はギュッと握った

「ラブラブ夫婦だもんね」
「うん、離れちゃダメなんだよ」
「父ちゃんもダメダメになってるし」
「え、とうさん、ダメ?」

サトシがジュンくんの頭に手をのせた
見上げるジュンくん

「そう、父ちゃんと母ちゃん、好き同士だろ。ラブラブだろ」
「…うん
「一緒がイイんだよ」
「一緒…」
「大丈夫、ジュン、俺らがいるよ」
「…ぃる…」

考えこむジュンくん

「ジュンちゃん、俺いるよ」ってマーくん
「俺もいる」とショウちゃん

「ずっと一緒だよ」そう言って俺は
ジュンくんのやわらかな頬を
両手でムニって挟んだ

「ふふっ、可愛い」
「もぉ」
「ジュンちゃん可愛いね」
「マー」
「ジュンのほっぺは柔いなあ」
「ショオくんっ」
「食べちゃいたい」
「サトシっ!」

皆んなが笑って
ジュンくんも笑って

中々首を振らない母さんを
皆んなで説得して
母さんはようやく北海道へ旅立った
半年前のことだ

┄┄┄┄


「どしたの?」
「えっ?」
「なんか…」
「なに?」
「愛しそうな目、してるよ」

ショウちゃん、当たってる
そっか、顔に出てんのか
今、しみじみ思ってたんだ

コタツでサトシが横になり
気持ち良さそうに寝てる
ジュンくんもコタツに入り
蜜柑を食べながらTVを観てる
マーくんの手にはゲーム機
「ああ!」「うわっ!」「よし!」
すぐ声に出るし

そしてショウちゃん
兄弟のことよく見てるショウちゃん
わが家の次男と

「また、出逢いたいなって」
「え?」
「どっかで、また」
「…え、それって…」
「うん、そーいうこと」
「…そっか」

はっきり言葉にしなくても
分かってくれるアナタと
4人と未来でまた巡り逢いたい
なんて俺ってばロマンチストか
ふふっ

「よし!」
「ん?」
「トランプしよーぜ!!」

ショウちゃんてばいきなり(笑)

「え、やろうやろう!」
マーくんゲーム機投げた

「え、やる」
ジュンくん、残ってた蜜柑口に入れた

「サトシくん、起きて!」
「っ……」
「トランプするよ!」
「…ぅん」
「サトシ、起きよっ。トランプしよ」
「…わかった、ジュン…」

そして寝起きのサトシが
ようやく起き上がって
マーくんが引出しから持ってきたトランプ
ショウちゃんに渡したら
「さあ、何する?」って聞くから
そりゃあ、最初は決まってる

「「「「ババ抜き」」」」

ね、これしかない


✻おしまい


二宮和也記念館
観たら書きたくなりました

近況
ショックなことありました
人生色んなこと起きるね
健康でいてくれたら
それだけでイイと思ってたんやけど
いま再び心の底から願ってる
皆んなが健康で幸せでありますよーに

あとenjoyに泣けた
オトノハでよく泣かされるけど
enjoyでもヤられた
潤くんあったかいな

あの日から今日で671日
京セラ潤バースデーから464日
光陰矢の如し

しやがれよりイメージ小話

☆出逢ったころは

(.゚ー゚)なに?

(´・∀・`)お前、どっかで会ったことある

(.゚ー゚)はい?

(´・∀・`)やっぱどっかで会ったことあるよなあ

(.゚ー゚)ねーわ

(´・∀・`)いや、ある

(.゚ー゚)変なヤツ

その後、仲良しになりました


☆だって可愛いから

(.゚ー゚)アイツとは苗字ちがうけど、兄弟なんだ

ノノ*`∀´)そうなの?

(.゚ー゚)うん

ノノ*`∀´)(複雑なんだあ)

後日

(.゚ー゚)兄弟?は?バカっかじゃねーの?

ノノ*`∀´)ニノの嘘つき!

ノノ*`∀´)しくしく

ノノ*`∀´)嘘つかれた〜

コソって見てる二宮くん

(.゚ー゚)(ふふっ、可愛い〜)


☆悲しくなっちゃった

(.゚ー゚)くすんくすん

(.゚ー゚)もうヤダ…

と、トイレにこもちゃう

(`・3・´)ニノ

(.゚ー゚)……

(`・3・´)ニノ、やろう?

(.゚ー゚)(……っ)

(`・3・´)ニノ、出てきてやろお?

(.゚ー゚)(……ショウ、ちゃん)

(`・3・´)みんな、まってるよ?ね?

(.゚ー゚)ぐすん…

ようやく出てきた子を

(`・3・´)…ニノ

無言で背中ポンポンするショオサクライ
男前やな!


☆俺の全てを覚えとけ


(.゚ー゚)相葉さん、なに覚えてます?

(’◇’)えーっと…

(.゚ー゚)え、そんな頭悪い?

(’◇’)悪いって言うな!

(.゚ー゚)じゃあ、俺らが初めて会った日、なに話した?なに食べた?

(’◇’)えっ?あ、あの…

(.゚ー゚)ハァーーーー

(’◇’)ため息つくな!

(.゚ー゚)(なら、覚えとけや)

と嫌悪い二宮さんでした

いま私のiPhone待受けは珍しくモデルズ( ̄  ̫  ̄)