あれ以来、仕事が休めなくて
ショオさんに逢えない日々

「マサキ、休みくれよ。俺もう限界……」

「え、そんな身体辛い?」

「ちげーよ!ショオさんに逢いたいんだよ!」

「あ、そっか、うん、そっちか。ああ、でもごめんね、ジュンちゃん。ほら、映画の反響凄いじゃん、オファー殺到してんのよ。俺も事務所もそれ捌くの必死だから、その、ね、分かるでしょ?」

「分かんねー」

「もうちょいガマンして?」

「ショオさん……」

「んー、あ、じゃあ、電話しなよ。ショウちゃんの声聴けば元気なるよ」

「しない」

「え、なんで?え、ケンカでもした?」

痛いとこ突くな、こいつ
ケンカ?してねーわ
ショオさんが怒っただけ
俺を拒否しただけ

「ジュンちゃん、もしかして……」

「なに、もしかしてって?」

「告白したの?」

「え?」

「あ、やっぱり!そっか、それでショウちゃん、怒った?あ、それで電話かけれないんだ?」

なんで分かんだよ!?

「ショウちゃん、頭固そーだもんねぇ。ジュンちゃんも大変だ」

「は、そー思うなら休みくれ」

「だから、今はムリだって言ってるじゃん。ね、電話しなよ、逢いに行けないんだしさ」

「電話はしねー」

「もう、尻の青いガキんちょのクセに!駆け引きなんてしてんじゃないよ!」

抱かれたい男トップ10に
ランクインしてる俺の尻が青い!?
くそッ、ムカつく!!

「ほら、イライラしない。俺も休みないんだよ?ジュンちゃんと同じなんだから」

「マサキにはショオさん、いないだろ」

「失礼な。いるわ、俺にも」

「え!?」

「なに、その『え!?』は?」

「お前、いつの間に……」

「んー、それは秘密(笑)」

大人の余裕かマサキが笑う
そうだ、こいつ俺より10年上だった!!

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ああ、ああ、どーせ俺はガキだよ!!

電話はかけない
だって、きっと切られる
いや、繋がるか分かんねぇ
拒否られてるかも知んねーし
それより逢って話したい
ちゃんと顔を見て話したい
俺のこと知って欲しい

でも仕事が立て込んでる
スケジュールはびっしりだ
いつになった俺は
ショオさんに逢いに行けるんだろう?



・:* ೫̥♡*

ショオさんに出逢ったのは春
大学への道には桜が咲いてた


それがもう夏だ
木々は青々としてる


今日は七月六日
あ、そっか、明日は七夕
織姫と彦星が年に一度、逢える日か


主演映画もそろそろ上映、少なくなってきたし
舞台挨拶もぜんぶ終わった
なのにまだ休みが取れない俺

「ジュンちゃん、俺にありがとうって言ってみ」

「は?」

「マサキ、ありがとう、大好きって言ってみ」

「は?」

「ンフフ、感謝しな。明日の午後、自由時間!!」

「えっ!?」

「ショウちゃんに逢ってきな」

「うそっ!!あ、やったー!!」

「良かったねー」  てマサキが
俺の髪をワシャワシャ撫でて

「マサキー、やったー」
不覚にもちょっと涙ぐんで

「うんうん、頑張った、ジュンちゃんは頑張ったよね」て、マサキが褒めるからさ

「ありがとな、マサキ、好きだよ」
つい言ってしまった(照)

あぁ、ハズい……



・:* ೫̥♡*

その夜は月がとても綺麗で
ベッドに腰掛け、空を見上げ誓った
明日は必ずショオさんに逢う

そーじゃないとつぎ
いつ休めるのか分かんねぇ
いや休めてもショオさんが
海外に行ってたら逢えないし

あの人、フットワーク軽そうだもんな
北海道も日帰りで行っちゃう人だし
明日やっぱ約束しないとダメか?

スマホを手に考える、悩む
あ、デジャブ……

『もう、悩んでる時間が勿体ないよ!ジュンちゃん、時間は有限なんだよ、いいの?ショオちゃん、イイ男なのに、グズグズしてたら、誰かに取られちゃうよ?』

そうだ、マサキの言う通りだった!!
ショオさん狙ってる女、たくさん居たんだ!!
悩んでるヒマなんてない、行動あるのみ!!

意を決してスマホを開いたら
『サクライショウ』
この名前を見ると胸が苦しい


画面をタッチすると
呼び出し音が鳴り響く
ドキドキ、ドキドキ
不安と期待が鼓動する


ショオさんに告白し
キスをしたあの日から
逢えないてない
声も聴いてない
向こうからはもちろん
連絡なんてない


そうだ、俺が進めないと進まないと
この恋は始まらないんだった


呼び出し音は鳴り続けてる
着拒否されてなくてよかった
でも出ねー
ああ、心臓パンクしそう……
喉カラカラだぞ
早く出てよ、ショオさん

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「ただいま、電話に出る事ができません。ピーっと言う音が鳴ったら、メッセージをお願いします」


あ、終わった……


いや、ダメだ、諦めたら負けだ!!


明日は学校に行く
まだチャンスはある
必ず逢える!!
必ず見つけてみせる!!

月からのパワーか
俺は闘志がメラメラと
湧いてくるのを感じた



✻つづく


ジュンちゃん、燃えてるー(笑)
 
 




こんばんは( ´ ∀ ` )
夜は涼しいよー


昨夜のしやがれ編集しました
この髪をワサワサしたい(〃∇〃)
サラサラ、サラサラ〜♡

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隠れ家ASASHI、翔潤あんま無かったけど
潤くんがニコニコ、ニコニコ
可愛いかったから良しとしよー



そしてお話、櫻さんのリメイクです
今回は6話でした、もう半分いったかな?

 




今回はこちら12話16話18話を書きました
これ数字飛んでるのは翔sideだからです




あと、この前、櫻さんとLINEしてて

「うん」て書いたつもりが
「うゆ」て送信した私、、、

ノ`∀´ル ←この子が「うゆ」て言ってる事にして、LINE続けて(笑)


その時の話、ちゃんと仕上げてみました
結果、潤ちゃん可愛く書けた♡
リーダーも可愛いかった♡
ので載せますね( ̄▽ ̄)
櫻さん、載っけたよー





✻うゆ

(`・3・´) 潤、今からメシ行く?

ノ`∀´ル うゆ

(`・3・´) なんだよ、うゆって(笑)

ノ`∀´ル か、噛んだだけ(照)

(`・3・´) うゆ(笑)

ノ`∀´ル 笑うなー

(`・3・´) イイじゃん、これからは「うん」じゃなく「うゆ」でいこうぜ(笑)

ノ`∀´ル しょおくんのイジワルー!!

(`・3・´) アッハハハハ!!





(’◇’) ニノちゃん、見てごらん

(.゚ー゚) ん?

(’◇’) あれはバカップルて言うんだよ

(.゚ー゚) ほー

(’◇’) 微笑ましいねぇ

(.゚ー゚) ねー





(´・∀・`) うゆ

ノ`∀´ル  え?

(`・3・´) は?

(´・∀・`) 可愛いな、うゆ

ノ`∀´ル なんで真似すんのー?

(`・3・´) それ言っていいの、潤だけよ、智くん

(´・∀・`) え、おいらも使わせてよぉ





(’◇’) ニノちゃん、見てごらん

(.゚ー゚) はい?

(’◇’)  「呼ばれてないのにジャジャジャジャーン」だね、あれね

(.゚ー゚) あー





(`・3・´) じゃあ、そろそろ行くか

ノ`∀´ル  うゆ

(´・∀・`) うゆ

(`・3・´) ん?智くんも来んの?

(´・∀・`) うゆ

ノ`∀´ル もぉ、リーダー真似しちゃダメだよー

(´・∀・`) イイやん

ノ`∀´ル ダメー

(´・∀・`) ハハハ

ノ`∀´ル  もう!行こ、しょおくん

(´・∀・`) て、俺も行ってイイん?

ノ`∀´ル  うゆ、うゆ

(`・3・´) (可愛いーな、こいつ)





(’◇’) ニノちゃん、見てごらん

(.゚ー゚) はい

(’◇’) 翔ちゃん今ね

(.゚ー゚) ん

(’◇’)  潤ちゃん見て、こいつ可愛いな、て思ってんだよ

(.゚ー゚) ん、しかしお前、よく見てるね

(’◇’) こら、お前じゃないでしょ、まーくんて呼びなさいって、いつも言ってんでしょ

(.゚ー゚) バカくん

(’◇’) 誰がバカくんや

(.゚ー゚) おバカくん(笑)

(’◇’) そんなこと言う子に、育てた覚えないよ!!

(.゚ー゚) 育てられてねーし(笑)

(’◇’) 育てたでしょー、もうー

(.゚ー゚) やめろ、重い、くすぐるなー!!





(`・3・´) 潤、見てみ

ノ`∀´ル ん?

(`・3・´) ほら、あそこ、あれをバカップルて言うんだよ

ノ`∀´ル ホントだ(笑)

(´・∀・`) 仲良しやねー

ノ`∀´ル ねー

(`・3・´) あ、あの二人も来るかな?

ノ`∀´ル メシ?

(`・3・´) ん、誘ってみるか?

(´・∀・`) イイねー





(’◇’) ニノちゃん、腹へったね、そろそろメシ行く?

(.゚ー゚) そーね

(’◇’) (あれ?みんなこっち見てる。あ、そーだ)ねぇ、リーダー、翔ちゃん、潤ちゃん、今からメシ行かない!?



ノ`∀´ル  (`・3・´) (´・∀・`)うゆ!!



✻おしまい