夢香side
「大島、あのさ。」
「ん?夢香がくるとか珍しいじゃん。」
「みさちゃんのことなんだけど…。」
「あの子、いい子だよな。素直だし。あ、そうだ、んでなんだった?」
言っていいのか分からないけど、みさちゃんのためだから。
頑張れ、私
「看護師の分際でこんなこと言っちゃダメなのは分かってるんだけど…
みさちゃんのスマホ、病院の負担で新しくできないかな?
さっきね、屋上にみさちゃんを届けたときに、高校生の男の子がいてさ。
多分私がみさちゃんの看護師って気がついたんだろうね。
彼ね、私に言ったの。
「あいつと友達になります」って。
多分、彼、相当の覚悟だと思うから…
みさちゃんいも過去のことは気にせずに少しでも早く、普通の生活に慣れていってほしいの。
だから…お願いします!!!」
深く深く頭を下げた。
どうしても…どうしても、お願いしたかったから。
「夢香、顔上げて。」
「…え」
目の前に会ったのは新しいスマートフォン。
「俺も同じ考えだったから。もう既にあるよ。」
「よかった…もうほんとに大島が同僚でよかったよ。ありがとう!!!」
「なんだよ、急に(笑)まあとりあえず画像とか以外のデータはうつして、使えるようになってるから。」
「じゃあ、みさちゃんに渡すね?」
「うん。あとさ。宇野さんまだ記憶が安定していないと思うから、毎日、日記をつけるように勧めて貰っていい?ここにノートあるから。」
「分かった。それじゃあ、行くね。」
良かった…これで少しでもみさちゃんの役に立てたんじゃないかな…なんて自分でも思う。
でも正直よく分からない。
看護師として、どういう姿でいるのが正しいのか。
看護師生命なんていつ尽きるかわからないんだから。
遅くなりました!!!
あ、私事ですが、私立受験が終わって結果待ちです。
まだ公立もあるけど(笑)
私がSNSに浮上していない間に、Nissyがとんでもないことになりました!!!(いい意味で笑)
嬉しくて、嬉しくて…
Nissy本当におめでとう!!!