箏曲 菊温会

箏曲 菊温会

琴と三味線をしています♪ 13,17,20絃♪ **お気軽にお問い合せ下さい**
***菊温会ホームページ*** http://www.koto-kikuonkai.com/

 

  北名古屋市総合福祉センター もえの丘で浴衣会をしました

 

夏真っ盛りですね

毎日かき氷を食べて涼んでいますカキ氷

 

8月10日(土)北名古屋市総合福祉センターもえの丘にて

菊絲先生がお社中(お弟子さんたちと)浴衣会を開催されました風鈴

尺八の先生にもご参加いただき、

楽しい夏の思い出の一日になりました花火


次回は、8月31日(土)名奏会です乙女のトキメキ

 

 

 

 

 

  第24回 菊温会ー夏の勉強会ー

 岩倉教室他のメンバーで開催している勉強会ですニコニコ

以前は教室内で演奏者のみで開催していたこともありますが、

最近は会場を借りて皆様にも聞いて頂けるようにしていますルンルン

 

今回は8月に開催です花火

 

乙女のトキメキ2024年8月18日(日)13:30~

乙女のトキメキ岩倉市生涯学習センター スタジオ1

 

プログラムも出来上がりました花火

気になる曲や「あっ、知ってる」っていう曲もあると思います。

 

是非、お出でくださいおすましペガサスオーナメント

 

 演 奏 曲 目

 

 

土人形 沢井忠夫作曲

うさぎ 藤井凡大作曲

三絃合奏曲 菊伊都美津江作曲

銀世界 菊原琴治作曲

唐砧 宮城道雄作曲

 

六歌仙 吉崎克彦作曲、旅 宮田耕八朗作曲

菊の詩 菊重精峰作曲

最中の月 菊原琴治作曲

御代の祝い 宮城道雄作曲

絃歌 吉崎克彦作曲

銀世界 菊原琴治作曲

 

月下美人 吉崎克彦作曲

夢のあと 熊沢辰巳作曲

夕顔 菊岡検校作曲

砧 宮城道雄作曲

生い立ちのうた 野坂惠子作曲

御山獅子 作曲者不詳

 

ちょっとだけ
 

土人形 沢井忠夫作曲

 沢井先生といえば、沢井筝曲院を思い浮かべます。

 土人形は「つち人形、その素朴な形とそれに施された極彩色の美しさを箏の音に置き換えてみた。第 I 箏、第 II 箏共に同じ調弦をまた同じ技法を使用して華やかな感じを出している。/作曲者」という解説があります。

 沢井忠夫さんが尾西市の出身とは知りませんでしたおねがい

  つち人形 | 沢井箏曲院公式サイト (sawaisoukyokuin.com)

 

うさぎ 藤井凡大作曲

 九州の竹田市出身で、幼児の頃から母に生田流箏曲を学び、九州大学工学部在学に作曲を始めています。「藤井凡大氏は、まさに彼自身洋楽の出身か邦楽の畑かわからないくらいのつかみ所のない怪物的存在」といわれるように西洋学的でありながらしっかり日本の音楽を表現している感じがします。

 竹田市というと、「竹田の子守歌」や「荒城の月」ですね。

  藤井凡大とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

 

三絃合奏曲 菊伊都美津江作曲

 菊伊都美津江さんは、当道音楽会の菊原光治先生や初子先生とも縁が深く

 大阪府立泉尾高等女学校の邦楽科講師をされていたようです。

 白百合会について1 | 地歌/箏曲・三絃 白百合会

 

銀世界 菊原琴治作曲

 最中の月と同様、菊原琴治先生の作曲で四つものと呼ばれている作品の一つです。

 銀世界=雪景色を思い浮かべるように冬に区分させる曲です。

 前半の招かれる側・後半のもてなす側が、ともに茶の湯を楽しむ風情と寒い冬の一服の贅沢が表現されています。

 茶席のことを叙して窓から眺めつきぬ雪景色を歌ったものです。

 銀世界 -楽曲解説- |尺八修理・販売 尺八修理工房幻海 (shakuhachi-genkai.com)

 

唐砧 宮城道雄作曲

 宮城先生の作曲した最初の器楽曲であり、三味線を用いた初めての作品とのことです。

 というのは、何かご存じですか?

 昔、洗濯の仕上げで、皺を伸ばして艶を出すために使っていた道具のようです

 宮城先生は朝鮮で砧を打つ音を聴き、「面白いと思って」作曲したと随筆「朝鮮にて」にあるようです。

 唐砧 - 唐砧の概要 - わかりやすく解説 Weblio辞書

 

乙女のトキメキ 吉崎克彦さん、吉崎克彦 KATSUHIKO YOSHIZAKI | 吉崎箏派 (yoshizakikotoha.com)

   宮田耕八朗さん、日本音楽集団 ─日本音楽集団について─ (promusica.or.jp)

   菊重精峰さん、箏・三絃演奏家 作曲家 菊重精峰 (minenokai.jp)

   熊沢辰巳さん、

      熊沢 辰巳(@yonakiuguisu) • Instagram写真と動画

      (20+) Facebook

      菊温会ご紹介【箏曲菊温会】愛知県岩倉市のお琴と三味線の教室 (koto-kikuonkai.com)

   野坂惠子さん、野坂操壽プロフィール (matsunomi.net)野坂操壽 (2代目) - Wikipedia

 現在活躍されている先生方です

 

 

 

  第45回都山流尺八定期演奏会

 

乙女のトキメキ2024年9月29日(日)13:00~

乙女のトキメキウインク愛知 大ホール(名古屋駅近く)

乙女のトキメキ入場料:3,000円

 

演奏曲「最中の月」

 

今回は都山流尺八定期演奏会で演奏する古典曲の「最中の月」のご紹介ですニコニコ

 

「最中の月」は、古典曲と言っても明治時代から昭和初期の時代に活躍した菊原 琴治(きくはら ことじ)先生の作曲ですので、割と新しいかもしれません。

菊原琴治先生は、私たちが所属している大阪の当道音楽会の代表をされていた菊原初子先生のお父様になります。

 

 

まずは「最中(もなか)」ですが、

 

音符”もなか”というと和菓子やアイスを思い浮かべそうですが、中秋の名月のことを「最中の月」といいます。

中秋の名月は、一般的には十五夜の月で満月です月見

 

 もう少し詳しく知りたい方は、下矢印こちらへ

 中秋の名月とは?2024年は9月17日!意味や由来もご紹介 | ワゴコロ (wa-gokoro.jp)


音符和菓子の”もなか”は平安時代から使われていて、月見の宴でふるまわれた丸餅の菓子ことを「最中の月のようだ」と表現したことが由来とされています。

  下矢印

 https://column.enakawakamiya.co.jp/japanese/monaka-origin.html

 

音符そして「最中」には他にも、’真っ盛り’とか’真ん中’という意味があります。

 
 

 

最中の月(モナカノツキ)

菊原琴治(キクハラコトジ)作曲

市田瓢々(イチダヒョウヒョウ)作詞

地歌筝曲、明治41年(1908)作曲、手事物形式による合奏物の明治新曲。菊原の四つ物の一つ。

「菊原四つ物」・・・摘草(春)雲の峰(夏)最中の月(秋)銀世界(冬)
 

 最中の月とは冒頭にも書きましたが、陰暦の十五夜=中秋の名月のことで、拾遺集には「水の面に照る月なみをかぞふれば 今宵ぞ秋のもなかなりける」という詩があります。

 そしてこの曲は、中秋の名月を主題として、各地でみる月の情緒を述べ、月見から家路に帰る人々を描写しています。節付に凝った苦心の作といわれます。手事二段は、段合せができます。 

 

ーー歌詞ーー

[前唄]
いざさらば 月は一つに 見る人心
磯辺伝いの 須磨明石
思いもかわる 三笠山
鹿の鳴く音に つい絆(ほだ)されて
石山の 堅き心も 渡月橋
[手事二段]
[後唄]
田ごと田ごとに 月宿す
その数々に 小夜更けて
示す裳裾(もすそ)の 道の辺に
萩や芒(すすき)の 露踏みわけつ
月見戻りの しずが家に
焚くや蚊遣り(かやり)の 立つ煙

 
 
そして菊原光治先生について、

 

菊原琴治=本名、徳太郎。明治11年(1878)12月25日生~昭和19年(1944)3月25日没
明治~昭和前期の地唄・箏曲、作演奏者。大阪生まれで四歳で失明、1886年に菊原吉寿一(菊植明琴)の養子となる。市立大阪盲亜学校教員、箏曲音楽学校初代校長ほかを勤た。代表作に春琴抄、秋風の辞など。

 

 最中の月 -楽曲解説- |尺八修理・販売 尺八修理工房幻海 (shakuhachi-genkai.com)

 

乙女のトキメキ来年2月の名古屋三曲連盟の演奏会で「春琴抄」菊原琴治作曲を演奏します

 

★菊原琴治

(キクハラ コトジ)(1878~1944)

明治-昭和時代前期の地歌箏曲(そうきょく)家。大阪出身。菊原初子の父。関西箏曲界で菊筋の代表者として、昭和前期まで活躍。大阪市立盲啞学校教員、当道音楽会本部長などを歴任。昭和11年箏曲音楽学校を創立した。

 〇作品~~「摘草*」「雲の峰」「最中の月」「銀世界*」「秋風の辞*

 

 

 明治以降の地唄箏曲(明治新曲→新日本音楽→現代邦楽へ) – 地唄三味線おと遊び (jiuta-otoasobi.com)

 

下矢印お菓子屋さんのブログに菊原琴治先生の写真を載せて下さっている記事がありました

 

1877-1944年、大阪出身。
盲人の地歌・箏曲家で、本名は布原徳太郎。
岸岡清遊・富山清琴の師の富永敬琴とともに本手の御三家。

菊筋の代表者として昭和前期まで活躍。
大阪市立盲何学校教員、当道音楽会本部長などを歴任。
文部省に女学校箏曲科設置の陳情運動も行い、
その教員養成を目的とした箏曲音楽学校の初代校長を務めた。
 

 筝曲「最中の月」 | 【(有)種亀ブログ】私、もなかの皮屋の六代目見習いです。 (ameblo.jp)