先日

こちらの記事にて



すごい人=結果を出せている人

というのは


きちんと『積み上げてる』んだよーってことを書きました。







私は今回の三度の受賞をきっかけに


結果を出すときに一番大切なのは


その『プロセス』『積み上げ方』だと感じました。







私は、薬学部に通っていたときに

学年一位をとったことがあります。



毎日毎日がむしゃらに努力して

努力!忍耐!努力!忍耐!

と、自分にムチを打ちながら

たくさんの勉強をこなしました。




とにかく『結果』が欲しかったんです。



自分が、安心できるような

自分が、自分を認められるような

自分が、自信を持てるような

他人から『すごい!』って尊敬されるような



そんなカッコイイ『肩書き』を

心の底から欲していました。



あと、単純に学年一位になるってどんな感じなんだろう?


と、憧れていた気持ちもありました。




・・・で

実際に、

成績表で『一位』の文字を見たとき

どう感じたか?





自分が想像していたような



試合で強敵に勝ったときみたいな

喜びや達成感みたいなものは

実際ほとんどなくて




『あぁ、一位か……』と

脱力しながら、ぼんやり思っただけ。




むしろ

ここまで努力しないと一位ってとれないのか……

と、絶望すらしたw



とにかく生活の全てを勉強に注ぎ込んで

脇目もふらずに勉強しまくっていたので。






だから私は

『結果』や『肩書き』が欲しい、と思ったときに


それは『まやかしの幸せ』であるということを

この経験を通して身に沁みているんです。






だからこそ

今回、三度の受賞という

素晴らしい『結果』を得たときに

その『積み上げ方』が何よりも大切なんだなと

しみじみ、感じたんです。





薬学部のときは

勉強は辛くて苦痛で、死ぬほど嫌いだった。

そんな苦しい自分の気持ちを何とか抑え込んで

自分にムチを打って、打って、打ちまくって

自分を責めたり、追い詰めることで伸びようとしていました。




結果として、ちゃんとテストの点はよかったし

学年一位もとれたので

その『勉強のやり方』は間違ってはいなかったのでしょうが……



逆に

この異常な成功体験は

『結果を出すためには、自分を追い込んでムチを叩けばいい』


と、思い込むきっかけにもなってしまいました。





けれど、今回は違う。



自分なりに

『その積み上げるプロセスを楽しみながら、

ゆるやかに成長し

結果を出す』


という方法を体感できました。

  

私が頂いたMVK賞というのは

表現力に優れた人に贈られる賞。


ラジオ、note、小説で一度ずつ受賞しました。




でも、どれもこれも

頑張るぞ!努力するぞ!

と、気負いながら、自分を追い込みながら

表現力を磨いていたわけではありません。




ラジオは、始めた当初は難しかったけど

続けていくうちに、だんだんとコツを掴めてきて

『ラジオって楽しいな〜!』と

収録中に感じていたし

自分の録ったラジオは面白くて何度も聞き返してしまうぐらい。



小説は、時間のあるときに

ストーリーを思いついたらメモ帳に書き溜めて

一年に一度、サイトに投稿するぐらいで

(頻度少なw)

それを4〜5年ぐらい、のんびり続けていました。




もちろん

アクセス数が少なくて苦しくなったり

少しずつ自分の力不足が見えてきて悲しくなったりすることもありましたが

 

そうやって

『楽しい』や『好き』から

心が反れそうになったら


その都度、思い切って手離して

取り組むのをやめました。



だって、好きだから始めたことなんだもん。

楽しいから続けていることなんだもん。



それなのに、苦しくなってしまったら

本末転倒。



だから

目的と手段がひっくり返りそうになるたびに

『私はなんのためにこれをやってるの?』と

自分に問いかけて


『そもそも好きだから、楽しいからやってるんだよね』

と、気づいて


むかしむかし、一番最初に始めたときの

『純粋なワクワク』や『好き・楽しい』

を何度も意図的に思い出して


空回りしていた自分の気持ちを

ゆっくりゆっくり立て直しました。





そしてまた『やりたい!ワクワク!』と

自分の中で新鮮なエネルギーがたまってきたら

取り組む。



そんなことを、繰り返していました。



何かを続けたり、積み上げたり

その過程で

自分の気持ちが外側に向いて

揺らいでしまうことは、必ずあります。



でも、そんなときに大切なのは

自分の心に問いかけて、その答えを知ること。



数字が欲しいのはなぜ?

結果を得たいのはなぜ?

そもそもこれをやってるのは、なんで?





どれもこれも

『好きだから』『楽しいから』やっていることであり


結果が欲しいのは

『安心や自信』を得たいから。




だったら、一度足を止めて

その『楽しい』を思い出せばいい。




だったら

わざわざ『結果を得ること』に頼らなくとも


『大丈夫だよ』と自分に声をかけたり

身体を温めたり

友達に話を聞いてもらって
今の自分の頑張りを伝えて
あえて褒めてもらったりして

自分を安心させてあげればいい。



そうやって

ストレスなく

ゆるやかに積み上げていく。



そんな、ゆっくりのんびり口笛を吹きながら

お散歩するような感覚で積み上げていっても

ちゃんと結果は、出る。

と、今回分かりました。




多少なりとも、その芽が出るまでに

時間はかかるかもしれないけれど

それで、いい。



だって、苦しい過程を経たところで

得られる結果は『空っぽ』だから。



その積み上げる過程の『感情』が

結果が出たとき
出たあとのその先の『感情』を形作る。



だから

結果が欲しいときこそ

その『過程』を見直してみて。




今、自分は何に囚われているんだろう?

今、私はこれを楽しく取り組めているだろうか?

って。




そして

あなたが本来持っている

『楽しい』『好き』『安心感』

そんな、やさしい感情をいっぱい思い出してあげてほしい。


ズレでもいい。

ブレてもいい。


でも、その都度思い出そう。


大丈夫。


楽しみながら

ゆるめながら

ケラケラ笑いながら


それでも、結果を出すことは、できるからね。



楽しむことを、忘れないでね。

好きの感情を、思い出してね。




結果が出ようが出まいが

自分の好きなこと、楽しいことに触れられる時間は

本来、とっても幸せなことなんだよ。



どうか、思い出してね。

好きや楽しいで溢れかえっていた

幸福な自分を。