こんにちは、すずちんです!





中学の部活(テニス部)で
今でもよく覚えていることがあって。




一年生で、まだ部活入りたての頃。




休憩中に水を飲みたくて

水道の前に並んでいたら



2 年生の先輩に

「ちょっとこっち来て!」

と、いきなり腕を引っ張られた。




そして、その先輩は真面目な顔をしてこう言った。


「あのね

あなたの後ろに3年生の先輩が並んでたでしょ?

ああいうときは、先輩に〝お先にどうぞ〟って譲らないとダメなの」




私は、その言葉にびっくりした。


普通に、並んだ順に水飲めばいいじゃんって、思った。



そして、正直納得がいかなかった。



そんなに

『先輩』って偉いのかな、って。

そんなに

『先輩』という存在に気を使わなきゃいけないのかな

って。



けっこうモヤモヤした。






んで、10年経った今はこう思う。





ただ単に

わたしのルールと

あの部活のルールが違っただけなんだなって。






私は

「並んだ順番に水を飲む」

っていうのが、あたり前のルールで。


あの部活は


「先輩が先に水を飲む」


っていうのが、ルールだっただけ。




きっと


『並んだ順に水を飲む』私も間違っていないし


『先輩が先に水を飲む』あの部活も、間違っていない。




ルールが違う、というのは


例えるならば


バスケでは
ボールを手でつかむのは当たり前だけれど

サッカーでは
ボールを手で触るのは反則になる。


ってこと。




そして

人と人、というのは


バスケとサッカーぐらい


違うルールで生きていることを
念頭に置いたほうがいい。




面倒なのは
 
スポーツのように
ひとりひとりのルールは、公開されていない、ということ。




だからこそ

ちょっとしたことで衝突するし

だからこそ

分かり合いたい、と思う。




もしもあなたが


あの人の言動にモヤっとしたら

当たり前の自分の言動を、なぜか注意されたら


あれ??

もしかして

私と、あの人のルールは違うのかもしれないぞ?


って、いったん
立ち止まって考えてみてほしい。







人は皆、違うルールの中で生きているのだから。