前回のエントリについて少し追加/補足です。
「コロッケに扮する中森明菜」で検索したらいっぱいでてきました。あれはインパクトありましたからね。
●マーキー
プログレ系のマーキーですが、ホームページ見てびっくりしました。最初、違う雑誌と間違えたのかと思いました。wiki見たら、もともとヨーロッパ系のメタル/プログレ系なんですね。思い出した、90年代にたしかマーキー編集部が出したヨーロッパ各国のロックのムック本、私はジャーマン・プログレ/ジャーマン・エクスペリメンタル目当てでドイツだけ買ったんですが、ジャーマン・メタルとジャーマン・プログレの本でした。
で、97年に渋谷系の雑誌にリニューアルされてるんですね。言われてみれば当時、音楽雑誌のニュース欄で「マーキーの誌面がリニューアル」と話題になってたと思います。さらに2012年くらいからはアイドルメインになったとか。う~む、驚きです。
余談ですが、渋谷系という呼称も当時は当事者のミュージシャンや音楽ジャーナリストは嫌ってましたよね。ただ、暴力温泉芸者などを「デス渋谷系」と呼ぶのはウケてた記憶があります。
●ロキノン系
そもそも私は勘違いしてたんですが、「ロキノン系」という言葉で真っ先に思い浮かべたのは洋楽雑誌である本家の『ロッキング・オン』誌で、だから「ロキノン系」というのはUKギターポップ系かなと思ってました。ですが「ロキノン系」というのは国内のロックバンドのことなんですね。つまり『ロッキング・オン』誌じゃなくて『ロッキング・オン・ジャパン』誌の方。『ジャパン』誌の方は昔は「ジャパン」と略称してたんで、そっちとは思いませんでした。でもまあ確かに「ジャパン系」じゃなんのことか分かんないし「ロキノン系」という呼称になるのかもしれません。
それとロキノン系に該当するバンドの年代ごとのリストを作成されてる方がいたので見たのですが、00年代と10年代のバンドはさっぱり分からないから90年代の項目を見たら、ドラゴン・アッシュとボアダムズが並記されててびっくり。そもそも『ジャパン』誌がボアダムズを取り上げてたこと自体が意外でした。あと両バンドの共通点が思いつかない・・・
まあロキノン系の定義も「『ジャパン』誌が取り上げたバンド」とか「ロンッキング・オン主催のフェスに出演するバンド」とかざっくりとしたものらしく、人によって範囲も違うようです。これはアレですね、パラダイス・ガラージでDJのラリー・レヴァンがプレイしたテイストの音楽を「ガラージ(系)」と呼ぶのと同じで、そもそも明確な定義はしようがないし、人によって範囲が違う、という性格のものでしょう。ガラージで言ったら、「ラリーが一回しかプレイしてないようなレコードもレコード屋さんは『ガラージ・クラッシク』と銘打って売ってる」という批判がかつてありましたが、それに近い問題もたぶんあるでしょう。
最近では「ロキノン系」という呼称/概念自体があまり使われなくなってきてるそうで、これについてはこれ以上考えないことにしました。
●銀星倶楽部
この雑誌は音楽誌というよりサブカル誌なんでしょうけど、2冊か3冊買ったことがあります。ノイズ系とインダストリアル系の特集号。SPK、スロッビング・グリッスル、ライバッハ、ホワイトハウス、ノイバウテン、フロント242、ニッツァー・エブとかが掲載されてたと思います。あと劇団グラン・ギニョル関係者のインタビューとか。ダンボール箱をひっくり返して確認しないと分かりませんが、執筆者は秋田昌美さんとかだったっけ?
他にも買った雑誌がいくつかあるのですが、確認しないと思い出せないです。