カーカスを完コピする女子高生バンド

 

   Carcass - Carbonized Eyesockets(邦題:炭化眼電球)

 ゲボゲボ下水道ボイス、いいですね。なんかハマって何回も繰り返し聴いています。あまり詳しいことは分かりませんが1988年当時でここまで極端なのは衝撃だったんですかね。フォロワーが続出したというのも頷けます。

 

 以下、掟ポルシェさんによるビル・スティアーさんのインタビューから。

  掟 初期のCARCASSは、ボーカルにボイスチェンジエフェクターを使用してました。あれはピッチシフトが可能なDIGITECH WHAMMYですか?

  ビル 当初の頃のボーカルエフェクトに関しては、もうとにかくあらゆることをやっていたので誰が具体的に何をやったってのは本当にわからなくなってるんだけれども。僕の声に関してはもう単純にそのまま、何もエフェクターを入れないで出来るだけ自分の低い声でシャウトするっていう形でやっていた。ジェフの声だけはオクターブ下げて聴かせるためにヤマハのSPX90を使ってました。まあとにかく最初の3枚のアルバムに関してはメチャメチャだったんで(笑)。やれることはすべてやったんで詳しくは覚えていません。

   Bill Steer インタビュー(『TV Bros.』2012.8.1発売号より)

 この曲ですが、ビルさんが歌ってるとこはともかく、犬が吠えてるようなシャウトもノンエフェクトってことですかね? 凄すぎ滝汗

 

   カーカスが語るデスメタルの真髄、「リヴァプールの残虐王」が歩んだ35年の物語

 「ゴアグラインド」という言葉を初めて知ったとき、90年代に流行したゴア・トランスのゴアかと思いましたが、あちらはインドの地名なんで違いますね。無関係です。カーカスの「残虐さ」とかゴアさ加減って、アートワークや歌詞を含め、どこかユーモアがありますよね。こいつら半分ギャグでやってんだろ、って。なおかつゴアなコンセプトやデスメタルにメロディーを取り入れる実験性/先進性も持ち合わせてるし、だからこそ邦題や歌詞対訳含め熱烈なファンが多いのでしょうね。

 

 私はゴアにはあまり関心がないですが、ゲボゲボボイスは好きです。

 

 

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