代車のカーステにCarcass「鬼メスの刃EP」のCDを入れたら取り出せなくなりました
ふと思い出したこと。
テクノDJ／プロデューサーとして有名な田中フミヤさんがまだ駆け出しのころだった1990年代半ばにSxOxBのボーカルのTOTTSUANさんとユニット組んだことを、当時、音楽雑誌の記事で読んだことがあります。そのとき私はスルーして、そのまま30年経ったわけですが、最近エクストリーム・ミュージックを聴くようになって、このことをふと思い出しました。
音源は94年夏発売のもの。私、ずっと勘違いしてたんですが、フミヤさんのレーベル「とれま」は93年には最初のEPを出してるんですね。
私は、94年の年末か95年初頭のスタートだと勘違いしてました。
さて、この曲ですが、どうも上記のコンピに収録されてるだけでシングルは出てないようですね。それと、媒体もCDのみでアナログは出てないのかな？ この時期だと初期のCDJが出始めのころでしょうし、使ってる人も少ないだろうし、たしかラックタイプのものが主流だった記憶があるから、もしこの曲をDJプレイしたかったら、当時だったらオープンリールとかに落としてプレイとかだったのかな？
曲調もボーカルも沈み込むような印象。薄くノイズがかぶさってて淡々として抑制されたボーカルで、ディレイがかかっています。翌年夏の悲報を思うとはかなくさえ感じるのは感傷的に過ぎるでしょうか。この時期のTOTTSUANさんは初期の絶叫スタイルからデスヴォイスメインになってたのでしょうが、ここでは普通のヴォーカルスタイルです。
この時期、TOTTSUANさん自身もDJされてたんですね。どんな曲をかけてたのでしょうか。同氏はこの時期のフェイヴァリットとしてキリング・ジョーク、KLF、エイフェックス・ツインを挙げています。
https://x.com/ButtholeGalore/status/745599821713596416
この頃のエイフェックス・ツインなら、やっぱ『アンビエント・ワークス』なのかな。
Aphex Twin - Selected Ambient Works 85-92
92年の1月にハードコアの「ディジュリドゥ」が出てますが、
The Aphex Twin - Digeridoo
このユニットの音楽性を考えるとやっぱ『アンビエント・ワークス』なんでしょうね。当時、相当話題になったアルバムですし。
TOTTSUANさんは93年に大貫憲章さんのテレビ番組に出演してるようですが、
S.O.B - Delusions Of Terror
S.O.B #2
番組中、打ち込み音楽に興味がある旨の発言をされています。
本日のFirebird