恥の多い人生を送ってきました。
誰しも昔のことを思い出して後悔することがあると思いますが、私の場合、そのひとつが日本の音楽に接してこなかったことですね。若い頃は「はぁ、日本のパンク? そんなモン聴くか!」って感じでした。本当にもったいないです。今から思うとリアルタイムで体験できたものも多かったのに。まあ、そういう考えをするって時点でガキだったわけですから、当時の私が聴いて理解できたかは別ですが。
私の場合、高校のころ買ったクラッシュの「ロンドンコーリング」が直接的な原点でそこからいろいろ聴きすすめていったんですが、聴いとけばよかったと後悔してるのは、ぱっと思いつくとこで日本のハードコア、ノイズ系含むオルタナ系とか。あとはソウル/ファンク系というかクラブ系含むブラックミュージック系ですかね。
例えば戸川純さんを知ったのは十数年前。戸川さんは年齢的にどうしても後追いになりますが、衝撃を受けましたね。若いころ読んでた音楽雑誌なんかに記事や広告があったのにね。
玉姫様 / 夢見る約束
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6282742
蛹化の女
http://www.nicovideo.jp/watch/sm900058
遅咲きガール
http://www.youtube.com/watch?v=VFb2U5FbSds
コレクター
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2010198
MEN'S JUNAN
ロリータ108号
パンク蛹化の女
ここしばらく音楽趣味から離れていたのですが、この春になってからまた音楽を聴いてみようと、中古を中心にCDを買い始めました。レコードプレイヤーは15年くらい前、お金がない時期にレコードごと友達に買ってもらったから持ってません。てか、いまはまともなオーディオ環境自体ありません
さて、現在の関心のひとつがgrind coreやdeath metalなどのextreme musicです。30年ぶりにナパームデスみたいなのが聴きたくなりました。30年前にエクストリームミュージックって言い方があったのかな? 専門誌ならあったのかもしれないですが分かりません。ミュージックマガジンの1992年9月号が「嫌いなアナタのためのヘヴィ・メタル入門」特集号で、高校のとき、学校帰りに本屋さんで気になって買いました。私はメタルに興味がなかったのですが、パラパラ立ち読みして何か感じたことがあったから買ったのでしょうね。時期的にニルヴァーナ/グランジブーム以降の動向を踏まえた企画なんでしょうが、いわゆる王道的なヘヴィメタルだけでなく、グラインドコアやそれに影響を受けたデスメタルなどが紹介されてて、私はそっちに興味を持ちました。大きく取り上げられてたのがナパームデスで、ナパームデスが聴きたくなったのですが田舎のCD屋さんには売ってなかったし、お店で注文するという発想がありませんでした。翌年、大都市で暮らしたときに当時の友達が、ナパームデスの1stと2ndとボーナストラックが収録された国内版を持ってて借りて聴きました。友だちに「1stはまだ普通のハードコアっぽいけど2ndはオリジナリティーがあるでしょ?」と言われ納得。あと「1秒の曲があるよ」と聴かされ、一緒に爆笑した記憶があります。この国内版は93年か94年に自分でも買いました。
その後私はグラインドコア/デスメタル系ではなく、別なジャンルを聴きすすめていったんですが、ナパームデスだけはなぜかずっと心に引っかかってて、ときどき動画投稿サイトで視聴してました。それと、一人暮らしすると独り言を言うようになるって言いますが、私の場合、部屋に一人でいるときや車を運転するとき何気なしにデスボイス遊びしたりとか。最近になって「下水道ボイス」という言葉を知ったんですが、似たような発声遊びは偶然ですが自分でもやってました。
カテドラルは動画サイトで何回か見たことあったんですが、カーカスはミュジーックマガジン特集号でグロさを知り、検索する気にもなりませんでした。いま3rd以降を聴いてるとこですが、意外と聴きやすくてびっくりです。3rd以降ならジャケも許容範囲ですし。ほんとは1stと2ndが聴きたいのですが、帯付き国内版は高いのと、何よりあのジャケが嫌でまだ買ってません。
BBCの子供向けプログラム(!!)に出演したナパームデス。1989年。
トリビア
You(suffer)は何しに日本へ?
BABYMETAL DEATH!
https://www.youtube.com/watch?v=_VG7Xbc0xWc
今回、30年ぶりにエクストリームミュージックについて調べて驚いたことは多いですが、ひとつはBABYMETALですかね。
<次回に続く>
本日2回目のFirebird