今から10年前、毎年のように帝国劇場へ
ジャニーズワールドを観に行っていました。
その年の公演も何十回もあるというのに
よりによって、
私が行ったのは、
SMAPの公開処刑の翌日でした。
ジャニーズのトレードマークである笑顔はあまり見られなくて、
曲が終わっての拍手喝采の時にもみんな、
不安そうな、この先どうなっちゃうんだろう
という表情をしていました。
切ない気持ちになり、こちらからは大きな拍手と笑顔を返した。
唯一、ABCZの河合くんとSexy Zoneの中島健人くんだけはとてもしなやか笑顔を貫いていて、
ジャニーズのトップとしてのプライドと
手本になるべく、象徴としての役目も悠々と果たしていた。
それはムキになっているとか無理をしているというのとは明らかに違って、
一生のお役目と認識していて
それ故の、2つと無い自身の光を放って輝いていた。
その2人が、アイドルを辞めてしまうというのだから信じられない。
誰よりも、ジャニーズというブランドにほこりを持って生きてきた二人。
河合くんはもしかしたらぬけることで
グループを存続させてやると言われたのかも
という声もあるし、
中島くんはなにか上手いことを吹き込まれて
それを信じてしまったのでは
という声もある。
(河合くんはどうかわからないけど
中島くんは福田のところへ行ってしまった。)
乗っ取られたかどうだか曖昧なときに
山田くんの写真集が出て
一人で韓国へ撮影に行ったりして
山田くん、ソロになるの?!と思ったけど
彼に限ってそれはないので安心してて
けれど
JUMPの「これからも僕たちは8人でやっていきます」というのと藪くんの涙と鑑みると
やっぱり、各グループの一番人気のある人を抜いて、グループを壊していこうとしてるんじゃないかなと思えちゃう。
(勿論、各個人ではなくて乗っ取り犯が)
ジャニーさんの選抜で作るグループは
いつも意外なんだけど絶妙なコンビネーションだった。
一緒にいると個人の魅力が何倍にも大きく引き出される。
誰か一人でも抜けると、無意識に
一人足りない、と思う。
足りない。完成形じゃない。