ビックコミックスピリッツ誌で連載中?の漫画「あさひなぐ」の実写映画。
正直、メインキャストの乃木坂46を目当てに見に行ったのですが、
人によっては「ベタ」とも取れる内容ですが、
只今、武学体術を学んで楽しんでいる僕にとっては、
とても学びの深い作品だったので、
その視点からシェア出来ればと思っています。
基本的にこちらのブログは、乃木坂ファンの方が読んでくれていると思いますので、
僕がいちいちシェアをしなくても、観に行く方がほとんどでしょう。
その中でも、あさひなぐは見なくてもいいやと思っている方、
そして、ただでさえ少ない読者の中でも、
乃木坂に興味の無い新規の読者さん(皆無?汗💦)にも
是非お勧めしたい良作です!
普通に連続ドラマでやるべき!
それは、良いとして…。
特に、武道、武術をされている方には学びが多いです。
武術の運用で役に立つという事は、日常の全てで役に立つとも言えるのです。
本物の武術(武学体術)は、中興の祖「孫子の兵法」でも有名なように、実際の命のやり取りの中、闇から光の実践を繰り返し、
実際に活学として使えるもののみが残って来たものだからです。
哲学としてではなく、実際に使えるものでなければ、その人は既にこの世におらず、継承もされて来ていないという粛然たる事実があるからです。
まず、ザックリストーリーは、
二ツ坂高校一年、東島旭(とうじま・あさひ)、15歳。
中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。
中学まで美術部だった旭は、「薙刀は高校部活界のアメリカンドリーム!スポーツに縁のなかった人間でも全国にその名を轟かすことができる」といううたい文句に感激し、薙刀部に入部する。
同小学館のサイトで、試し読みもしましたが、
珍しく(失礼)コミックよりも映画版の方が、まとまっていて流れも良いです。(個人的感想)
ストーリーもベタではありますが、元美術部で運動神経も悪く、更に身体も小さい主人公・旭が、仲間達と共に時にぶつかり、時に助け合い切磋琢磨して行くというものです。
これは、日本人だからベタと感じますが、海外では珍しいストーリー展開なのです。
何故なら海外では、生まれながらヒーローの主人公が、二元論に沿って、敵を倒して行くというものが多いからです。
特に敵だったものが、いつの間にか仲間になるというのは、
八百万之神、大和の精神を受け継いだ日本ならではの物語展開なのです(だから西洋はダメって事ではなく)。
つまりその中に本当の宇宙法則に沿った進化の事実があるから、使われ続け、心を震わす物語の主軸になっている訳ですよね。
人間誰しも、一人では生きられない赤子として生まれます。
(動物なら生まれてすぐに自分で立って、自ら栄養を取りに行くものがほとんどです)
その弱さを知っているからこそ、人間は進化という目標を持って行きて行くのです。
その中でも今回の作品では、その成長を加速させる法則がいくつか組み込まれているのです。
それは、世界最長最大規模の平和国家を持っていた江戸時代までは、皆が当たり前としていたものばかりです。
また武術で(今回は武道ですが)大切なものは、活学として日常生活とリンクするという事は、既にお伝えした通りです。
多くを語る気は(実は)無いのですが、武術(実は中国武術の元は日本の侍の武術です。日本の武術の歴史は少なくとも6400年続くと言われています)の極意を軽くお伝えしておこうと思います。
何故なら今は、太陽が四局化していて、二元論では語りきれない局面であり、皆が進化(神化)出来る、いや、しないとまずい時代だからです。
武学は本来国を動かす者にのみ伝え与えられて来た叡智です。
日本でも代々国を治めて来たのは江戸時代まで武術家(武士)でした。
(それが士農工商で言う商人が頂点に立つ社会になって、歪んだ自由がはびこる世の中になったとも言えましょう)
その様な秘伝を公開していく時代になって来ているという事です。
さて、あさひなぐの中でも紹介されている人生で大事なファクターの一つは何でしょう?
パンパカパーン☺︎
それは、武術・武道(茶道等も含む)をしている人なら「耳タコ」のアレです。
アレとは、そう、
【礼に始まり礼に終わる】、
つまり、「礼」です。
何故古来よりそんな「当たり前」の事(今ではやらない人が増えていますが…)を伝えて来たと思いますか?
勘の鋭い方ならもうお気付きのように、それ自体が、人類の進化を促す極意そのものだからです。
人にへーこら頭を下げるのが進化の極意?
んな、アホなっ!!
・・・・・そう、
僕も何十年もそう思っていました。
ただ、そんな「アホな」ものならば、何千年もの時を超えて、特にこの日本という大和の土地で、脈々と伝えられて来ている訳は無いのです。
ただ悲しいかな、多くの武道、武術の先生方の中でも、この礼に関する真実・事実を伝えられている人を、僕は一人しか知りません。
礼は、相手にしているようで、自己を高める為に行っています。
しかし同時に天地人への感謝を持って結ぶ事の出来る素晴らしい、正に極意そのものです。
何故、武士が、これから斬り合い、殺し合いの前に礼を行なうか。
礼を知っているもの同士ならば、その礼を見ただけで、相手の実力をはかる事が出来、無益な殺生をする事すら無いという使い方もありました。
武術問わず、人生の成功において、『感謝に勝る才能は無し』なのです。
礼には、仮に感謝の気持ちが入っていなかったとしても、礼の所作自体に天地人と結びを起こすコードが入っているのも紹介しておきましょう。
大企業の経営者の多くが、礼節を重んじるのは、訳が有った訳ですね。
実るほど、こうべを垂れる稲穂かなです。
武家の時代から続く小笠原礼法を経営者の方々が何十万、何百万と払って学びに行くのは、その重要性を感じての事でしょう。
そして思いのほか長くなって来たので最後にしますが、
もう一つの要素は、【愚直さ】です。
その取り組み方が最高・最速であると伝えています。
自分が劣っていると思う、謙虚になれるからこそ生まれる誠実性。
これは綺麗事ではなく、
システムとして優れているという事です。
努力は複利などというように、頑張る必要はなく、得意な事を、時に起きる挫折を乗り越えながら、それでも積み重ねていく。
これがシンプルだが最高、最速で進化を引き寄せる法則だという事です。
あさひなぐにもありましたが、
これは難しい事に挑戦しろではありません。
自分の持ち合わせているものにあった事の基本を愚直に行った者が結果、覚醒していくという「主人公補正」が発生していくのです。
ジャッキーチェンの映画「拳精」でも、
少林寺最強の七殺拳の使い手を、武術の基礎である五獣拳を愚直に鍛錬した主人公が負かすというものです。
「うさぎとカメ」の話しが浮かんだ方はさすがです。
その様な子供向けの物語の中に、進化の暗号を入れているのです。
大人向けの書物は、支配者に処分されかねませんが、子供向けのものは、残る事を計算に入れて、そこに秘密の暗号を忍ばせていたりするのです。
それ以外にも、
乃木坂ちゃんの可愛さ爆発だったり(やはりそこか)、
人生に役立つヒントが満載です。
映画館は恥ずかしい?という人も飛行機やら、少し経ったら、レンタルやら、地上波やらでやったら、是非観てみて下さい。
ジャッキーチェンの酔拳を彷彿とさせるシーンも?あったりします☆
そんなこんなで皆んなで一緒に観よな〜☺︎
はふーん
よきかな〜
夢で会おうね☆
(わからない人はごめんなさい)
したっけ〜