フヨウは夏に咲く木花。

大輪で咲く期間も長く、遠くからでもよく目立つので、

ある場所はよく覚えている。

 

スイフヨウと違い元々ピンク色なので、

日中もその色のままで咲き終えるとおもっていたが、

夕方には薄紅色に変化することがわかった。

 

2022年9月9日 

       

5:55    スイフヨウと並んでいたフヨウ  

 

 

花弁の端が縮みかけて、はや閉じる態勢になっている

 

16:30 

 

同じ畑の奥にある別のフヨウ。場所を取るので、

裏庭にちょっと植える、というわけにはいかない。

 

5:58

 

繁殖力が強く、

種が運ばれて、思いがけないところでみかけることも多い。

 

カーブした道路下に続く用水路の石垣間にあり、

邪魔になるために根元から剪定されるのに、

新しい枝を出して花をつけ、10年以上も変わらずに同じ姿。

邪魔するものは何もなく、太陽さんさん色鮮やか。

 

広辞苑でも、「芙蓉」は美人のたとえ、とあるが強かでもある。

 

6:10
 

 

道路を隔てた向かいにも種が飛び、

道路と石垣のわずかなすき間から出てきていた。

 

6:11                

 

 

めしべの先が曲がっているのがフヨウの特徴

 

 

5枚の花弁は右回りについていて、

自ずと茶巾絞りのようになって閉じている。

 

しぼみ方にも形があるのは、フヨウなりの美学があるのかも。

鮮やかなのは早朝だけ。

 

石垣のあいだのフヨウ            

 

5:55      スイフヨウ

 

8月31日 6:09 フヨウ つぼみ     14:07