見つけてから1カ月目、雨上がりの風のある冷たい朝、

小さな網のジョロウグモが菊の葉裏に産卵していた。

 

卵のうもほぼ出来上がり、

仕上げをしているといったところだろうか。

 

狭い菊の枝間に網を張り、張りかえもせず、

産卵のための移動もなかった。

卵のうは葉裏の形にぴったり合って一体化。

何もかもが省エネ。

 

2021年12月1日 

8:57

色づいた卵の塊

 

8:58

 

8:59

 

「ジョロウグモが産卵するときは糸で厚いシートを敷き、

この上に白い粘液で包まれた卵の塊を産み、

産み終えると、卵の塊を覆うように糸ですっぽりと包む」

 

「網をはるクモ観察事典より

 

 

 

10:48

 

 

自分の能力を知り、適した場所と考えたのだろうが、

葉は枯れ落ちる・・・・
 

しかし、母グモは支えの必要性を強く感じたのだろう、

卵のうの補強と固定に何時間もかけていた。

 

10:55

 

12:32

 

夕方、蓄えていたエネルギーを使い切った。  

 

16:19  ふんわりと優しく包み込んでいる