10月11日の午後に網が壊れると、翌日には張り直していたメス。

10月18日に再びライバルが現れると3日間かけて退散させたオス。

 

それ以外の日はいつも通りの静かな日常、同居生活を送っていた。

 

張り直した網はゴーヤのツルを支えにしていて、

前より低い位置になっていた。

柔らかなツルと網は支え合うことはできず、伸びていくツルは傾き、

網は引っ張られるようにしてますます低くなっていった。

 

10月23日 9:09     撮りやすくはなった

 

 

 

腹部の模様の中心に葉脈のような黒い筋ができている。
はっきりと確認できるようになったのは網が壊れたあとくらい。

これは産卵の準備ができた印なのではないだろうか。

 

人間が妊娠してお腹が大きくなると、

おへそを中心に縦に妊娠線というものができる。

それと同じなのでは?と密かに思っている。

 

1時間後、メスが移動し始めた。初めての大きな移動。

 

10月23日 10:05            

                     !?  ビックリマーク

 

10:07

10:08         1秒後にはオスも大移動

 

ついに産卵だとほっとしたのに場所の偵察だったのだろうか、

午後にはメスは元の場所に戻っていた。もちろんオスも。

 

10月23日 15:21 

  

 

観察時間以外のことはわからないが、

翌日の24日も変化はなく、25日の雨の日は仲良くぬれていた。

 

10月24日 11:32      10月25日 12:53 

 


毎日眺めていると、オスとメスを「ふたり」と呼んでしまう。

オスの生涯にたった「ひとり」のメス。

メス一筋のオスにとって「ふたり」で過ごす時間は蜜月かもしれない。

 

ふたりで過ごす最後の日になり、翌日にメスは産卵のために移動した。

 

10月25日 12:50      

 

              

       

雨の日は水滴が垂れるように、だらんと脚を伸ばしている。                  

 

10月25日 12:54

           

            

           音譜雨の中のふたり 音譜