古くなった竹の支柱を片付けていると、

黒くて小さなヤモリが飛び出てきた!

シッポを入れないと3~4センチ、幼体だろうか。

 

体をよじりながら逃げていた。

カメラを取って戻ってもほとんど移動していない。

体は土色、見失いそうで、

 

白い紙の上に乗せようとして思わずつかんだ。

ギャッ!一瞬のことだけど初めて触れた!

我ながらビックリ。

 

?柔らかくて、嫌な感じはしなかった・・・

 

2021年10月29日 8:42:36  

 

少しは頭部を起こしているのだろうが、

腹部は地面につけたまま、

足首と指を左右に動かしながら、

(パタパタって感じで)体をひねるようにして這っていた。  

      

環境(明暗)に合わせて体の色を変えることができるが、

 

撮ったものは黒く、薄いのはピカサで明るさ編集したもの。

 

               8:42:40 

 

前足は腕のようなものだろう。後ろ足より少し短くて細い。

体の模様からニホンヤモリに間違いない。

 

               8:43:07

 

目は退化してい思っていたけど・・・・・まん丸。

        

夜行性というだけでどうも思い違いをしているようなので、

図書館の児童書コーナーで調べました。

 

 

「ヤモリ」 集英社 

 

可愛い写真にヤモリのイメージが変わります。

 

裏表紙の足を立てて体を起こした(四つん這い)

写真も可愛すぎ!絵も楽し!

 

 

本の中ではヤモリ君がいろいろと教えてくれます。

 

ヤモリ君のセリフです。

 

「日光がきらいなのではなく

あかるいとてきに見つかりやすいから、いやなんだよ」

 

「かわいたところがすきで、じめじめした地面は大きらい。

ぜったいにいかないよ」

 

暗くて湿気の多いところが好きだと思っていたけど

違っていた。

そういえば、土の上では見たことがなく、

物置とかの水気のない乾燥した場所にいる。

 

全身は小さなウロコで守られ、

「体は乾いている」ので埃などはつかないのだろう。

 

                 8:42:50

 

ビックリした?鼻の穴も大きいね。

 

「よく見える目をもっているぞ。まぶしいと、

ひとみのすきまをとじるんだ。まぶたはうごかないよ」

 

「目はとうめいなウロコでまもられていて、

ウロコについたよごれはしたでなめて

きれいにしているんだよ」

 

 

フーン、よく考えていているんだね。

 

 

正面顔を上手に可愛く撮ってあげればよかったね。

 

              8:43:16 

 

指先は膨らんでいる。きれいな布地のような模様だ。

 

裏は「ヒダのようになった吸盤があり、

細かな毛が生えていて、親指以外には爪がある

 

 

      左の前足    表側     右の後ろ足

 

 

太陽に当たると弱ると思い込んでいたので、

撮るとすぐに竹筒に戻した。我ながら早業。

1分もかからなかったが慌てることもなかったのだ。

 

いろいろと分かったので来年はゆっくりと付きあえそうだ。