4月に訪れてくれた小さなクモのなかにウズグモの一種がいた。
広く水平に張られた網の中央に、白く渦が巻いているような
隠れ帯がある。隠れ帯の直径は5センチくらいだったろうか。
2020年 4月28日 12:15
わかるのはウズグモ科というだけ。
2020年 4月8日 13:59 20日前
手前の足元にサラグモらしき網が2つあり、
壊しそうで近づけず、小さすぎてピントも合わない。
日が当たるのはわずかな時間。揃えた脚は細すぎて写らなかった。
2020年4月28日 12:40 主の姿には白い色紙、
網には黒い色紙を下からそおーっと差しいれる。
12:41
別のクモを写して戻ったとき引きあげられるように移動した。
急ぎ逃げたのかと思ったがどうやら脱皮したようだった。
12;46
くるくると回りながら揺れていた。
脱いだ皮のあとかと思ったら、皮は上の方にあり、
糸を束ねたようなあしの上にはとても小さな体があった。
脱皮したばかりの5mmほどの体は凧揚げの状態。
脱皮後の体は柔らかく
しっかりとするまでじっと待たなければならないが、
酔いそうなくらい揺れていた。
あし先がほぐれだした。映る影の方がよくわかる。
12:49
しばらくして見に行くと跡形もなく消えていた。
立ち入ってきたカメラの持ち主を恐れたのだろうか。
ウズグモは薄暗いところが好きだそうで、時間により、
影が映るような場所は嫌いだったのかとも思ったが、
昨年の網は今年の網のすぐ左隣に張られていた。
宙に浮いているようだった。
2019年 6月23日 6:07
このときは隠れ帯だと知らず、これが一つの網だと思っていた。
ウズマキの周囲の網はとても細い糸でつくられている。
「卵のうは不規則な多角形でこれを網の付近につるす習性をもっている」
という。いつか見てみたい。