ジャムおじさんとバタ子さんの歌が『泣ける』とネットで話題に |  ガチャガチャ おもちゃ箱
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 アンパンマンの主要キャラクーターにはそれぞれ、イメージソングがある
 ことをご存じだろうか。
 アンパンマンはもちろんアンパンマンマーチ、ばいきんまんは「いくぞ!
 ばいきんまん」と言う歌があり、ドキンちゃんにも「私はドキンちゃん」
 という自己中心的な様を歌った歌がある。

 さてそんな中「ジャムおじさん・バタコさん」にも歌があるのだが、
 歌詞が非常に重たいというのだ。

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   画像:Twitterより

 歌の内容はこちらからご覧ください。
 http://listen.jp/newtype/animeWord_25359.htm

 さて歌の内容だが、想像通り「ジャムおじさん」と「バタコさん」が愉快に
 パンをつくり上げると言う歌。
 コミカルで楽しげな明るいサウンドで歌い上げるアンパンマンソングの定番
 ともいえるべき歌であるが、歌詞について言及した記事はほとんどない。
 そもそもアンパンマンにそこまで深い味わいを奏でる歌が存在することすら
 あまり知られていない。
 言うならば、アンパンマンは幼児向けアニメだと簡単に片付けてしまう方も
 いるがそれは大きな間違い。

 アンパンマンは幼児向けアニメではない。
 ターゲットは紛れもなくオトナである。

 なぜなら、子供は生まれてから率先してテレビを見たいと言わない。子どもを
 あやすため、おとなしくさせるため、静かにお利口にしてもらうために
 「アニメ」をみせる。

 それが「ディズニー」なのかそれとも「クレヨンしんちゃん」なのか
 「アンパンマン」なのか、それを決めるのは何を隠そうオトナである。

 話はそれてしまったが、結局のところオトナの理解を得られずして
 アニメを見てもらう事が出来ない。
 従って大人でも「なるほどな」と思わせるフレーバーが必要なのだ、
 その一環としてこの歌に込められたやなせ氏の思いが感じられる。
 特に最後の詩。

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(画像)

 どんなに偉い人だって、食べずにいれば死んでしまう。死んでしまう。
 死んでしまう。

 どんな立派な人でも、「食べ物」を食べなければ死ぬ。
 
 当たり前のことを歌っているこの詩も、人生のはかなさ、そして平等さを
 みごとに詰め込んだ詩だ。
 そして奇しくもアンパンマンのキャラクターはほとんどが「食べ物」だ。

 『死』と『食べ物』と『いきる』それぞれが密接にそして複雑に絡み合った
 世界観を見せるアンパンマンは、我々の想像以上に深い深層心理を突いた
 アニメなのかもしれない。

 ―Twitterの反応

 ・死んでしまう連呼の驚異的な破壊力
 ・泣ける
 ・アンパニストには当然のことでも一般人には重く聞こえるという事実
 ・お、おもてぇ
 ・これは…(°Д°;) /
 ・これやばいwww 死んでしまう
 ・これわたしのツボの曲や
 ・これ修学旅行の夜に友達がずっと歌ってたやつうううう
 ・ラスト2行になにか感じるものがあっ
 ・聞いたことあるがすごく清々しく歌うんだよあいつら...
 ・最初の二行しか知らんかったけどこの衝撃笑
 ・アンパンマンのジャムおじさんとバタ子さんも人間じゃないらしいよ。
 ・バタ子さんとジャムおじさんは妖精なんだって
 ・2番知らなかったwこんな重かったのかあの曲はw


 この他にもアンパンマンの歌には、深い味わいを奏でる歌が沢山あります。
 まるでパンのように。

   
   動画
  http://www.youtube.com/watch?v=8BpDyb23rGE


             秒刊サンデー (ライター:たまちゃん)

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