おはようございます。今週も折れ線グラフを続けていきます。折れ線グラフに限らずグラフには、
①縦軸と横軸があって、何を示しているか
②一目盛がどれだけの大きさを示しているか
が理解できないと読み取ることができません。
先週紹介したグラフで確認してみると、
このグラフでは、縦軸は気温で、一目盛は1℃です。横軸は月で、一目盛は1か月とわかりやすいですが、水が沸騰するまでの温度の変化だとすると、縦軸は15℃~100℃まで目盛が必要です。横軸も分、秒が適しているので、一目盛がどれだけかに注意する必要があります。
折れ線グラフは、数値を縦軸、横軸の目盛に合わせて「点」を取ります。例えば東京は1月の縦線と5℃の横線の交わったところに点を取っているので、1月の気温が5℃だったことがわかります。この「点」と「点」を「線」で結んだのが、折れ線グラフということになります。
折れ線グラフからは、いろいろなことが見て取れます。
①(値が)一番大きいのはどこか
②(値が)一番小さいのはどこか
③(値が)一番増えたのは、どこからどこまでか
④(値が)一番減ったのは、どこからどこまでか
などです。設問もこういう問題になります。①②は「点」を探せばわかりますが、③④は「線」を探す必要があります。
増減が大きい=グラフの角度(こう配)が急
であることを感覚的に身につけましょう。折れ線グラフは算数だけでなく、理科や社会の資料に多用されています。中学数学では、一次関数という単元でこの折れ線グラフが登場します。関数の苦手な生徒の一部は、そもそもグラフの読み方が出来なかったりします。決して難しい計算式がある単元ではないので、読み方をマスターしてください。
【今週の練習問題】