前回からの続き

先日は教科書通りというか一般的なレイバー管理について書いてみたが、今日は教科書に載っていないようなケースについて考えてみたい。

前回は売上1000万での仮定だったがこの売上がもし300万だったらどうだろうか?

もちろん10坪~20坪で300万売り上げるような繁盛店ではなく、

60~80坪で80~100席あり坪売りも4~6万程度の売上の店舗の話である。

このようなケースはあまり専門誌等にものっていないなぜかと考えるとまず商売として成り立たいと思われ

教科書通りの答えでいくと「撤退」となるのが普通だからである。

だけどよく考えてみてほしい、もし自分で身銭をきって出店した場合すぐに撤退といった結論がだせるだろうか?また賃貸契約で撤退の際に事前通告期間の問題等諸事情により営業を当面続けるといった選択をとる事もあるだろう。

こういった店舗では売上をあげる施策をとる事がトッププライオリティとなるのだが
今回のテーマとは違うので次回。実際には売上をあげる施策が全てのセンターピンとなります。

L値のコントロールについてはかなり難しくなってくる。
売上が300万でL値の設定が22%とだとすると
300万×22%=66万となり
このくらいの売上のボリュームでは社員は1人がまず当然として
66万ー30万=33万がP/Aに使用できる人件費となり
前回同様に時給を1000円で計算すると
33万÷1000=330時間が使用可能な時間数となり1日あたり11時間を使用できる。
1日の営業時間が10時間だとしてオープン準備に1時間、締め30分かかるとすると
社員が一人で踏ん張らないといけない時間が多々でてくる。もちろん週末や祝日に社員の休日等は11時間以上P/Aを使用すると思われるので平日はかなりの時間社員一人で踏ん張らないといけない(ノ_・。)

売上が予測を下回ったとしても使用時間を削るのは不可能となる削減時間なんてどこにもないのだからダウン

こういったケースでは予算組みの段階での予測精度がかなり重要となってくる
この時点でL値を22%で着地させるのが不可能で24%はどうしても必要だと考えられるなら予算のL値の設定を24%で組み、不足分の2%=6万円をどこかで削減しなければならない
この売上に+この広さ店舗だと固定費も高いと考えられるので利益から6万も取られると即赤字へと直行してしまうからドクロ

備品消耗品費、水道光熱費、フードにロスがでないように等々の全てに毎日気を配り、それと並行しながら売上をあげる為に頭を悩まし、考えた事を実行してみて、検証して、改善して、一人で営業をこなしながら毎日、ちょっとづつ、ちょっとづつこの6万円をけずっていくのだ。

爆発的に売れている店舗の店長も大変だろうが、悲劇的に売れていない店舗の店長もそれなりに大変なのである。

上記のようなケースの店舗で毎日営業していると、心が折れそうになるときもあるだろうし、全てを投げ出したくなるときもある。セルフモチベーションアップについてはかなり難しい。

自分も恥ずかしい話だがもうだめだと思ったときがあったのだが、その時にたまたま当社のカリスマ
井○社長が臨店してくれて、弱気になって凹んでいる情けない自分にこう言ってくれた。

「病む事はない、自分でリスクをとっているなら目も当てられないが、他人の金でこういった店舗の営業の仕方や立て直し方を学ばせてもらっている、しかも給料までついてくると考えればラッキーと思え」

痺れたし、泣きそうになった、考え方を変えようと思った。

自分の経験上営業していく上でモチベーションがUPするのが自分で考えたSP等で売上がとれた時はテンションがMAXになりその日はどんなに忙しくても幸せな気分になれる。音譜

心が折れたり、弱気になる暇がないくらいにSPをガンガン打って、コストコントロールに励みましょうという話でした。(自分も全然できていないので偉そうな事いってすいませんガーン

だって実際に身銭を切っているオーナーや社長の痛みに比べればなんて事はないのだから
飲食店の計数管理において大きなウェイトを閉めるのはFLではないだろうか?
FLとはF=フード(原価率)L=レイバー(人件費)の略である。
今日はM社きっての理論派であるS部長からレイバー管理についてのメールが部内に回ったのが
いい機会なのでレイバーの管理(以下L値)について考えてみる。

まずは教科書通りの例をあげていきたいと思います。
例えばL値の設定が22%の場合
1000万の売り上げの場合使用できる人件費は220万である。
その内社員が2人30万の給与だとすると2×30万=60万となり
P/Aに使用できる人件費は160万となる。
単純化する為にP/Aの時給を1000円と仮定すると
160万÷1000円=1600となり使用できる時間は月間1600時間となる。
と合わせて社員の月間労働時間が200時間だと仮定すると
200×2+1600=2000時間が月で使用できる総労働時間数となる。
この総労働時間数を業態ごとの適正な人時売上や人時接客数に照らし合わしながら日別予算に組み込んでいく。

週末の売り上げ計画を50万と仮定し人時売上を5000円で考えると
50万÷5000=100時間がその日に使用できる時間数となる。

計画通り50万売れたのならば問題ないのだが予測を下回ってしまう場合もあるだろう
そういう時は売上に合わせて使用時間数も調整しなければならないその為に
3時の段階や18時のディナーに入る前21時のピーク終了後に売上と使用労働時間数を割り出し
P/Aを遅く出勤してもらったり、早上がりしてもらう等の判断をその都度下すのが店長のL値管理についてのデイリィーで行う役割となる。

逆に予測を上回ってしまった場合はどうだろう
余程ぎりぎりのシフトを組んでない限り予測に対して130%ぐらいまでなら問題なく対応できるのではないどろうか?というか対応できるようにシフトは組むべきだと思います。
だが余裕を持ちすぎてシフトを組むともちろんL値はオーバーします。

そう考えるとやはり教科書通りになりますが店長の業務の中で一番重要なのは売上予測と準備となりますね! 
あくまで予想ではなく予測です。
予想とは字の通り想像でしかありませんし感覚的に頭の中でだいたいで考えた数値を予想と言い、
予測とは根拠となるデータをもとに測定し数値を算出する事を予測と言います。





長くなったのでまた次回へ続く
ブログを始めます。

主に飲食関係について今まで学んできたことや今から学ぶことを
を中心に書き綴っていきたいと思います。