令和4年(2022年)1月3日(月)
大阪・国立文楽劇場で
初春文楽公演の初日を迎えました。
劇場の公式ツイッターによると、
幟(のぼり)を新調されたそうで、
真新しい幟が青空に、はためいていました。
劇場入り口には
門松が立っています。
第二部『絵本太功記』の主人公・武智光秀。
第三部・『染模様妹背門松』の主人公・お染。
検温と手指消毒を済ませ、劇場ロビーに入ると
にらみ鯛が。
今年の干支「寅」の文字は
住吉大社宮司
高井道弘様による揮毫です。
鏡餅も!
今回の上演演目の芝居絵。
展示室が無料で見れます。
今回は、
常設展示・文楽入門と
企画コーナー・文楽座命名一五〇周年
「文楽座の歴史」を展示してあります。
豊竹呂勢太夫(とよたけろせたゆう)さん私物のお宝が多いことに
驚きます。
垂涎のお宝ばかり!
タイムテーブル
売店で売ってる「宝引最中」。
「お正月に買わなくて、いつ買うの?」
「今でしょ?」っていう感じの和菓子です。
エスカレーターに乗って
劇場のある2階に向かいます。
わー、タペストリーの一面は
第一部『寿式三番叟』の翁です。
もう一面は、第一部『菅原伝授手習鑑』の主人公
松王丸。
毎年、幕間に技芸員さんが、舞台上から
手ぬぐいを蒔いてくださっていたのですが、
去年から、
チケットの座席番号による抽選になっています。
私、当選しなかったので、
売店で買いました。
なお、手ぬぐいの抽選は7日までやっていますよ。
下瀬翠先生の公演演目に因んだ絵ハガキ。
3枚で1セットです。
毎公演・恒例になっています。
限定セット。
富山の銘菓・高岡ラムネさんと
菓匠文楽さんのコラボレーション。
ラムネは宝尽くしです。
床本とセットになったプログラムは700円。
最近カラーページが増えて、
より一層、コストパフォーマンス良過ぎ!と思っています。
「もち花」超しに見るタペストリーが一段と美しい。
こちらも忘れてはいけません。
記念スタンプ。
客席の4番入り口近くにあります。
劇場に入ると
舞台上部に
にらみ鯛と大凧が吊ってあります。
ものすごく大きいのです。
写真では、この迫力が伝わらなくて残念です。
「お正月の公演に来た!
新しい年を迎えたんだ!」と実感できます。
是非、劇場でご覧ください。
さてさて本題。
私が初日に見たのは第三部でした。
『染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)』と
『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』の二作品を見ました。
『染模様妹背門松』は
いわゆる「お染久松物」のうちの一作。
舞台上で起こっているお芝居を見ているだけなのに、
本気になってしまって、
いろんな感情が交錯するのでした。
「身分違いの恋って何やねん。身分なんてどうでもええやん。
一緒に添わせてあげてよ。」
「お染久松、なんで一線超えてしまってるねん。」
「生きているうちが花やで。死んだらアカン。」とか、
自分の中で、いろんな感情が生まれては消えを繰り返すのでした。
私が涙を流してしまったのは
予期せぬ場面でした。
今朝も思い出して泣いていたところです。
それは、久作(きゅうさく)が、懐からチリ紙を出して、
久松の洟(はな)をチンしてあげる場面でした。
2歳や3歳の子どもを親が洟をチンしてあげるのは分かるのですが、
成人した男性の洟を父親がチンしてあげるって、、、
「いくつになっても、
親は子どものことを子ども扱いするんだなぁ。
子どもの事が心配なんだなぁ。」と
泣けてきました。
「作者・菅専助、天才!」って思いました。
続いて景事の『戻駕色相肩』があって、
明るい気分で帰路につくことができました。
駕篭舁(かごかき)と島原のかむろという変わった取り合わせですが、
楽しい雰囲気の舞踊でした。
今回は平成十七年(2005年)1月以来の上演だそうです。
今度いつ見られるかわからないから、また見にいかなくっちゃ。
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