夏祭の夜の殺人。
夏祭と殺人。
この相容れない物の物語。
人気演目で幾度となく上演されてきているが、
今年の夏休み文楽特別公演の
文楽『夏祭浪花鑑』は、
ひと味も、ふた味も違う。
(国立文楽劇場1階ロビーの芝居絵)
今までの公演との違いを、ハッキリ体感することができたのである。
まず、劇場に居るというのに、大坂の町に居る錯覚に陥った。
劇場の小さい空間に居るのに、
「長町裏の段」で団七が義平次を追ってきた様子や、長町裏での二人の立ち回りが、
あたかも自分が大坂に居て「こっそりその様子を覗き見している」ような感覚がしたのです。
人形、太夫、三味線の技芸はもちろんのこと。
表舞台に現れない、
下手御簾内のお囃子、床の上の御簾内の音が、かなり良い。
お囃子の緩急が、この芝居を立体的にしている。
祭り囃子が大きな音で鳴り響いたり、音が止まったり、
そしてまた、小さな音でゆっくりと鳴り出したり。
息のあった義平次と団七。
団七の見得が要所要所でカッコ良く決まる。
プログラムに名前が書かれていないのだが、
物語最後の方に出て来る御神輿を担いだ6体のツメ人形と
うちわで盛り上げている2体のツメ人形にも注目して欲しい。
下手から上手へ、
上手から下手へ。
いつもあんな高速で行ったり来たりしてただろうか?
ものスゴク速いスピードで移動していることが、
舅を殺し、切羽詰まった団七の心情を代弁しているかのように感じた。
チケットを買ったとき、
「いつもの『夏祭浪花鑑』の上演」と思い、
開幕してから7日目の昨晩のチケットを買った自分を
心底バカだと思った。
もっと早くに見に行くべきだった。
帰宅してから
自分のスケジュール帳と、にらめっこで、
次の鑑賞予定を決めたことは言うまでもない。
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