朝ドラ『おちょやん』の評判が良い。
私も大好きなドラマです。
オロナイン軟膏のコマーシャルの女優さんが主役の物語。
芝居町としてにぎわっていた道頓堀が舞台ということで
ワクワクして見ています。
ドラマに便乗して書籍が書店の目立つところに並べられていますよね。
関連書籍は、たくさん出版されていますが、
ドラマの主人公のモデル
浪花千栄子さんの自伝としては１冊だと思われます。
『水のように』（朝日新聞出版）2020年11月6日発行
書店で、パラッとめくって
「私の欲しい本と違う。」と思いました。
浪花千栄子さんの写真が中に載っていないのです。
根がヲタクなので昭和40年発行六芸書房の
『水のように』を探して買いました。
六芸書房版には浪花千栄子さんの写真がいっぱい載っているのです。
それに装丁が素晴らしいでは、ありませんか？
装丁も浪花千栄子さん御本人がしたそうです。
あとがきに、こう記されています。
「千代紙を使いましたのは、みじめだった子供のころへのせめてもの贈り物、
という意味からでございます。」
朝ドラのタイトル『おちょやん』は公式ホームページによると
"おちょぼさん"がなまった大阪ことばで、
茶屋や料亭なので働く、小さい女中さんを意味します。
女中奉公していた8年間はヒロインの原点であり、
その言葉の親しみやすさ、かわいらしさ、意地と誇りなどの象徴として、
タイトルとしました。
と書かれていますが、
浪花千栄子さんの好きだった千代紙からも由来しており、
ダブルミーニングがあると思うのです。
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