[閑話休題]やまびこの詩 | 言葉と呼吸

言葉と呼吸

郷愁/思春期がテーマ、第一期「言の葉織り」
自分らしさの追求と自然探求の第二期「花鳥風月」
第三期、文学性を追求する「詩と文学」。
第四期、創造と空想がテーマ「詩の生まれ出づる処」。
第五期、「言葉と呼吸」
※無断転載はご遠慮くださいませ。

やまびこの詩

 

 

声に出したもの 言葉に出したもの
本当に話したかった事?
 

大きな声で叫んだけれど
反響して 戻ってきたのは
意識してなかった 無意識の想い
 

「これが お前の本心なんだよ」
そうかも知れない 傷ついた。
でも、認めざるを得ないのかな

 

フィルターがかかるように
うまく聞き取れない
 

声が歪んで聞こえるんだ
聞き違いで 全く違うものになって
相手を気遣った結果が どっちも傷ついて
 

「それが お前の優しさなのかい?」
  返ってきたものが 答え
本当の「声」だけが あなたに響く

 

高い所から 思いきり 想いを伝えなきゃ
ケモノ道を踏み分けて 周りの木をすり抜けて
届くかな? 見晴らしの良いこの場所で 遠くまで
返るかな? 自分の本心 歪まず鮮明に

 

 

 

 

 

[解説]

本心のつもりが、やまびこで帰ってきた言葉は違うもの。
本当はどこ? 自問自答。

 

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