[詩335]吾亦紅吾亦紅 詩と文学 335 あたしは秋の風に音符を乗せて 冬に向かう準備を誘いましょう 急がなくてもいいのです 慌てなくてもいいのです 時間はゆっくり 進んで行きますから あたしは秋の風に音符を揺らせて 冬の準備に腰を下ろして 沈む夕日にさようなら あと九つ、あと八つ…指折り数え あたしは しばしの間、もの思いにふけましょう [解説] 吾亦紅、寂しくて優しい花。 ↓ワンクリックお願いします