オールトの雲
詩と文学 123
生まれて初めての一人旅、
いつまでも甘えん坊じゃいられないからね
小さな胸に 大きな勇気
ポケットにmamaのお守り そして電話番号
あの大きな光が 目印です
決して迷う事ない 大きな光です
行きはいいけどね、帰りは気をつけて
なにかあったら電話ちょうだい 無理はしないで
生れた町から 出たいと思うのは
「今まで育ててくれた町」だから
いつまでも親離れできない そんな心配させたくない
僕は行ってくるよ オールトの雲から
太陽が近くなったら 尾を引いて教えてあげる
次に戻った時には この町並みも違うんだろね
馴染みのハマナスの花は まだ咲いてるだろか
お土産話を楽しみにしてて 失敗や挫折や
嫌になって投げ出したくなる日もあるだろけど、
必ず僕は戻るよ 大人になって この「オールトの雲」に
[解説]
オールトの雲って確か、彗星の巣って言われてる
(違ってたらごめんなさい)
なんか、彗星の「はじめてのおつかい」みたいだ
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