[詩445]風の流れ | 言葉と呼吸

言葉と呼吸

郷愁/思春期がテーマ、第一期「言の葉織り」
自分らしさの追求と自然探求の第二期「花鳥風月」
第三期、文学性を追求する「詩と文学」。
第四期、創造と空想がテーマ「詩の生まれ出づる処」。
第五期、「言葉と呼吸」
※無断転載はご遠慮くださいませ。

風の流れ

 

 

対流が起こらなければ
沈殿する。
この心模様
奥底に 積み重なるヘドロ

 

 

開けっぱなしの窓
風は入ってこない
帆を上げても 進まない舟
停留する 濁り

 


風の流れ 微風

 

 

 

後ろから吹く風に
押され前へ
前から吹く風に
押され後ろへ

 


手をあげても止まらない
吹き出した風
骨組みが壊れる傘
剥き出しのカラダ

 


風は流れ 強風

 

 

 

いかなる時でも 自分を見失うことなく

 

 

 

風は自らを起こし 起こされるもの
風は誰かを起こし 起こされるもの

 

 

 

 

 

 


[解説]

 

「風」が好きで、風の詩もよく書きます
風を人生に例えるなら、自ら起こすものと
誰かに起こされるものがあると思い作りました。

 


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