ため息 | 言葉と呼吸

言葉と呼吸

郷愁/思春期がテーマ、第一期「言の葉織り」
自分らしさの追求と自然探求の第二期「花鳥風月」
第三期、文学性を追求する「詩と文学」。
第四期、創造と空想がテーマ「詩の生まれ出づる処」。
第五期、「言葉と呼吸」
※無断転載はご遠慮くださいませ。

        ため息



どこまでやって行けるだろう?自分の力、見極めできてるかなぁ

吹いて消えそうな勇気でも ひとかけら飲みこんで歩いた


これまでの苦しかった事 たくさん思い出したけど

それに負けないくらい楽しい事を 思いだしてやってけると思ったのに


 ため息を一つ吐く度に どれだけ勇気が消えて行ったのかなぁ

 なぐさめてくれる友達の言葉も 空しく宙にふわりと飛んで消えて行った



何度も挑戦して失敗しながら なんとかコツをつかんできた

だから もう そろそろって次の段階を背伸びして目指してみたんだ


 ため息を一つ吐く度に どれだけの幸せが消えそうになったのかなぁ

 元気づけてくれる あの人の優しい声も耳を突き抜け 消えて行った



  次から次へと流れて 選ぶヒマもない

  試してみなければ 似合うかどうかも わからない


  雨、あられも へっちゃらと そんな時期もあったけど

  今じゃ そうさ こんなにヨボヨボ 誰もかまってくれなくても

  まだ少しだけ…



 ため息をひとつ噛み砕く度に ちょっとだけ強い気持ちよみがえる

 皆が掛けるような保険はなくても 僕だけで何とかやっていけるモンかな


 ため息をひとつ噛み砕く度に 「明日こそは」って少し自信よみがえる

 両脚を引きずってでも長い時間歩いた距離は 振り向いて今見えるよ





[解説]


ため息をすると幸せが逃げてく って言うよね

だったら、ため息を噛み砕いて飲みこんでやればいいって。


この梅雨の時期のように 心の中も不安定で愚図ついた天気、

そういう日もある、けれどいつか雲間からそっと射す陽射し それは希望。


そんな内容の詩です(長文ですけど…)



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