わすれな草
さむい さむい 冬の日に
スケッチブックに描かれた わすれな草
風に揺れる残された思い出のかけら
「私の事を忘れないで」
僕は忘れないよ
別れはきっと永遠じゃないと思うから
毎日 毎日 留守番しながら待ってるから
今まで歩いてきたのは 優しい場所まで続くガラスの階段
でもね、壊れて行ったものは 後ろのガラスだけじゃないね
背伸びをしても今はどこにも届かない
強くなれるのかな 情熱の赤をまとってさ
この町のメインストリートを駆け抜けたら
風の色さえも赤く染まったよ
今は 寒い冬の雪が僕を満たしていても
いつか ささやかな春の陽射しがさすのかな?
さよなら またね また帰る日まで
さよなら またね また帰る日まで
[解説]
春は出会いと別れの季節です。
高卒後、北海道の田舎から仙台に来ましたが
多くの希望と不安が入り混じって混乱状態
特に、都市に住み慣れる事で
昔の自分から変わってしまう
という不安が大きかった。
拝啓 故郷様
いつか「帰る日まで」 僕は頑張って行くよ
という詩です。