お部屋への移動は手術開始時間から

丁度24時間後の午前11時予定だった。

 
この予定に合わせて10時
車椅子に座る練習を始めた。
 
『マジで痛いんですけど?!』
 
本気で「無理!!」と言いたかったえーん
時間をかけて何とか車椅子に移ったものの
血の気が引きヤバイ感じに。
元々110ほどある血圧がこの時は83になっていた
 
結局11時の移動は断念し
昼食をICUでとって昼からの移動に変更に。
丸一日半振りにでできた食事は5分粥。
 
『これが5分粥って言うんだぁ』
 
と、生まれて初めて目の当たりにするそれに興味津々。
 
『意外と食べられる!』
 
と口に何度か運ぶも
途中から気分が悪くなりストップショボーン
 
それにしても…
 
『いつの間にこんなに点滴入れられてたんだ?』
 
と感心するほど、両手共に腕に1本
手の甲に1本の計4本が入っていてビックリびっくり
細い血管に入れにくかっただろうに
痛みは全く感じず…当たり前か。
お腹を切ってても痛くないんだから(笑)
麻酔の凄さを改めて感心せずにはいられなかった。
 
そして12時半。
再度車椅子へ。
今度は大丈夫そうと私自身も思っていたぐらい
意識がしっかりしていたこともあり看護師さんが
 
看:「少しだけ離れますね
   何かあったらこれを押してくださいね」
 
と言ってナースコールを私に握らせ部屋を出て行った。
その直後、時間にして数分だったのだと思う。
いきなり血の気が引き、声も出ず
ナースコールを押すことすらできない状態に陥ったガーン
車椅子にガクンと頭を落として座っている私を
他の看護師さんが見つけ数名でベットへ戻す。
 
ベ:「危ないところだった!」
 
と、この場を離れた看護師さんが
ベテランの看護師さんに叱られているのがうっすら見えた。
申し訳ない…ショボーン
 
そこから2時間後。
車椅子移動は諦めベット移動にしようかと
いった話が横でなされるも
できるなら車椅子移動の方がいいとの
ベテラン看護師さんの意見が強く
結局再々チャレンジに
 
正直
 
『大きな手術をした後って
 普通はベットでお部屋に戻るんじゃないの?!』
 
と思っていた私には
何故ここまで車椅子移動を推すのかわからず
イジメとしか思えずにいたえーん
 
三度目の正直で今度は何とか大丈夫そうという事で
いざ車椅子で移動を開始!
ICUからお部屋までエレベーターで上がること5階。
スムーズに行けば何の問題もないポイントなのに
なんせ医療関係者専用エレベーター。
一階毎に乗り降りがえーん
上がって止まってを5階繰り返したため
本気で吐きそうになったガーン
 
ギュと目を閉じ
早くベットに横になることだけを考え
なんとか吐き気を耐え抜きお部屋へ。
病棟の看護師さんにバトンタッチ後
 
看:「お大事になさってくださいね照れ
 
と言って手術病棟の看護師さんは去っていった。
 
『今後、通院時。
 外来でも会うことはもうないんだろうなぁ』
 
と思うと、目一杯の気持ちを込めて
 
私:「ありがとうございました!」
 
とお礼を言った。
多分顔は死んでいたと思うのだけれど…(笑)
 
 
 

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