今日はまたまた午後から半休を頂いて病院へ。
仕事に穴をあけて申し訳ないという気持ちはあるけど
風邪を引いて…とか、子供の通院で…とか
そういう理由で休みをもらっていた時の方が
その思いは強かった気がする。
『普通の病気じゃないんだから
休みをもらうことは致し方ないもん
』
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/soukou/6087.gif)
と、今は開き直りや悲劇のヒロイン感の方が強い![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
さて、今日はMRI検査を受けた後
先日の組織検査結果の話がある日。
そのため両親も同席することに。
私としては既に癌の告知をされているため
ドキドキとかそういう感じはもうなく
ただ、こんな話を生で
両親に聞かせなくてはいけないことに対する
申し訳ない気持ちの方でいっぱいだった。
告知されたその日の内に実家に電話をかけ
母親には直接伝えてはいたけれど
組織検査の結果や医師の話を聞くまでは
信じたくないという母の気持ちは
電話越しでも十分伝わってきていたから…。
自宅まで迎えに来てくれた両親とは
口数少なく病院へ。
MRIを行うため私は検査室に入り
両親は待ち合いで待機。
造影剤を使用するため
CTの時の不安がよぎったけれど
使う薬品が違うことや
CTの時の様な量を使用しないため
アレルギー反応が出る人は少ないと聞きホッ![](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/2508.gif)
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/2508.gif)
私の周りでMRI検査をしたことがある人は
狭さやうるさい音が苦手という人が多かったため
私も覚悟をして臨んだのだけれど
全くもって平気だった。
うるさい音を緩和させるため?
ヘッドホンをつけてもらったけれど
それでもガガガ、ピー、ヒョロロロ的な
色々な音が飛び込んできた。
そんな中でも寝不足続きだった私は
寝入りそうになったほど余裕で検査終了(笑)
寝入りそうになっていた私には
短い時間に感じたけれど
両親は30分ほど待っていたらしい![](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/soukou/6087.gif)
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/soukou/6087.gif)
検査結果の話があるまで
1時間半ほどの空き時間があったため
一階のいたるところにある休憩場所のような
テーブルセットへ移動して昼食をとることに。
飲み物やらサンドイッチやらを
持ってきたお洒落な紙袋から出してくる母。
さすが用意周到(笑)
食欲はなかったはずなのに
食べ物を目の前にしたら普通に食べられた。
いたって健康!…なのになぁ![](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/hime-kirarin/686.gif)
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/hime-kirarin/686.gif)
あっという間に時間は経過し
自分の順番が回ってきた。
CTの画像はもちろん
さきほど撮ったばかりのMRIの画像も
既に上がってきており先生の話が始まった。
主:「前回の時に既に
ご本人にはお話はしたのですが
子宮頸部のものはやはり癌でした
ステージは変わらず1b1期です」
と、前回と同じ内容の話が先生からなされた後
どのような手術になるのか父親が質問をした。
主:「子宮と卵巣・卵管を全摘する形になります」
『え?卵巣も?!子宮だけじゃないの?!』
父:「卵巣もですか?」
主:「子宮頸癌には2種類あるのですが
予後の悪いとされている
少ない方の割合の腺癌のため…はい
今は転移していなくても
将来的に卵巣に転移する可能性が高いため
腺癌の場合は卵巣・卵管共に
広範囲で切除することが望ましいのです
卵巣癌は静かに進んでいき
気づいた時にはかなり進んでいることが多いため
リスクを下げるためにも…ですね
これからお子さんを望まれる方の場合
子宮・卵巣共に残すような
手術をされることもありますが
腺癌の場合ではそれもほぼないような状況です」
ショックだった…。
いくら子供はもういらないとは言え
子宮を取ること自体ショックだった中
まさか卵巣までもだったとは…。
告知から今日まで色々ネットで調べていたので
卵巣を取ることがどういうことになるのか
よくわかっていただけにショックが大きかった
父:「後遺症とかは?」
主:「卵巣をとることで
更年期のような症状がおこる可能性がありますが
そちらはホルモン治療などで緩和することは可能です
その点よりもやはり排尿問題の方が確率的に高いです
どうしても膀胱周りの神経を触ってしまう手術となるため
術後尿意を感じない等の問題が高確率でおきます。
神経を傷つけずにいけたと思った患者さんが
尿意を感じずにいたり
神経を傷つけたと思っていた患者さんが
普通に排尿できたりとすることもあるため
こればかりは一概に言えないのですが…」
父:「ずっと障害を持ったまま
ということもあるのでしょうか?」
主:「ありますね…。
なので入院期間はその状況を診て
自力での排尿が無理であれば
自己導尿の術を身につけて頂いて…となるので
2〜3週間をみて頂く形となります」
このこともある程度
知識は事前に入れてはいたけれど
改めて自己導尿の話を聞くと
不安いっぱいで泣きそうになった。
私:「あのぉ…開腹ですか?」
主:「そうですね
広汎子宮全摘術を腹腔手術で
行った病院もなくはないのですが
数があまりにも少なく、また
まだ最近の症例なため
予後がどのような状況になるのかは
まだまだ経過観察のような状況でして」
広汎術でも腹腔手術ができるような記述が
ネット上ではあり
少し期待していたところもあったため
こちらもショックだった…。
父:「どこの病院に行っても
同じような形での手術になるのでしょうか?」
主:「この辺りでは○○病院や△△病院での
子宮頸癌手術の症例が多いため
一度診てもらっても良いと思いますよ。
こちらで検査した結果はすべて
お出しすることは可能ですので
ただ、ここまで結果が揃っている以上
医者として私もこれ以上手術を
引き延ばすことはしたくないため
こちらでの手術日はこのまま残しておいて
できれば来週中にでも他の病院で診てもらって
最終判断を…といった形が良いかと思います」
大きな病院なのに
セカンドオピニオンの件について
嫌な顔もせず理解を示してくれたことに
冷静にも感心し、そして変な安心感も受けた。
そんな風に勧めてくれると言うことは
本当に患者のことを思ってくれているからであり
また、自分の治療判断に自信があるからなのでは?
と思えたから。
両親は沈黙し
先生もこちら側の心情を気遣いながら沈黙。
私:「えっと…後は私がどうしたいか?
ってことですよね?」
と、先生に投げかけた後両親を見ると
母:「貴女の体のことなんだから
貴女が納得いく形で…」
と。
そうだよね。
子供じゃないんだし(いや、子供だけど
)
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/so/soukou/6087.gif)
自分で決めるしかないんだよね。
私は…生きたい!
子供たちのためにも今死ぬわけにはいかないし
何より私自身が、私の人生をまだまだ生きたい!!
と、強く思った。
生きるためにはまずは早急に手術することが絶対で
そこまでに色々と時間をかけている余裕はないわけで…。
なら、この場で潔く承諾してお願いするべき!
私:「こちらで手術します」
主:「わかりました
リンパ節までみないことにはわかりませんが
今見る段階ではそこまで至ってないように
見受けられますし
CTやMRIからも他への転移は確認できないので
十分に完治できると期待しています
最善を尽くします!
一緒に頑張りましょう!」
最後の言葉が凄く嬉しかった。
先生にお任せしよう!
そう強く思えた言葉だった。