この世界的な名作を初めて読んだのは、おそらく小学生の頃。
子供用にまとめられたものだった。
その挿絵の恐ろしさは今でも鮮明に覚えている。
今から思えば、まだマイルドに描かれたイラストだったけれど、当時の自分にはもう怖くて怖くて💧
マーレイの幽霊、それに続く精霊たち。
青白く、うつろな目をして、鎖に繋がれているマーレイ。
柊の冠を被り、真っ黒なマントに身を包んでいる精霊
絵心が有れば再現できるんじゃないかと思うくらい心に刻み込まれている。
スクルージの残酷な成れの果てなども、相まって一度読むだけででもういいや…と早々に本棚に仕舞い込んだ思い出。
それから暫くは、「クリスマスキャロル」といえば、怖いお化けが出てくるお話という認識。
大人になってきちんと読めば、こういうクリスマスプレゼントっていいね!
メリークリスマス!と思えたのだけど。