小学生時代のお気に入り、あかね書房 少年少女推理文学全集の第1巻。

史上最も古いミステリー小説とされる
「モルグ街の怪事件」をはじめとする短編集。

(当時の表紙の絵が、後から思うとネタバレ甚しいのもご愛嬌)

「モルグ街の怪事件」や「黒猫」なんかもゴシックホラー的な怖さで面白かったけど、それよりも強烈なインパクトを残したのが、
「落とし穴と振り子」だった。

異端審問にかけられた主人公が、様々な方法で処刑されようとする話。

その方法も残酷なもので、一瞬では決して終わらせず、ジリジリと恐怖を与えつつ、時間をかけて命を奪おうとするものばかり。

読んでいて、あまりの理不尽な恐ろしさに、
目が覚めたらベッドに縛り付けられていた
なんて夢まで見る始末。

短編なので数十分で読み終えたけど、小学生の心臓にはかなりな負荷を与えたと思う。