ついこの間、ゾクゾクしながら読んだと思っていたら、かれこれ30年以上も前のことだった。
ジャパニーズホラーの代表作。
また、お化け界の売れっ子として安定した地位を確立している「貞子」のデビュー(?)作でもある。
手に取ったきっかけも
「この小説、凄いよ。怖いよ。」
と、作中の「呪いのテープ」よろしく友人からのお薦めだった。
派手な怪異が次々起こるわけでもなく
スプラッタ的な要素があるわけでもない
呪いのビデオテープの謎を解く一週間のタイムリミット、まさしく命懸けのサスペンス。
心理的にじわじわと、背中から嫌な汗が噴き出るような怖さ。
主人公が見つけた解決策は成功するのか。
発売後映像化されたものも、一人で見るのは怖かったので先輩達と一緒に観た。
有名な「井戸から貞子」も…
怖すぎる。
基本的に原作信者だけど、こればっかりは、映像で見る方が数倍気持ち悪かった。
(あと、写真がグニュっとなるシーンも)
さらに言うなら今や、
「ビデオテープって何?」
という時代になりつつあることも怖すぎる。
あの頃は若かった。(遠い目)