数年前に、ミュージカルを見に行くことになり、予習のために慌てて購入し読んだもの。
なんとなくのあらすじは知ってはいたけれど、キチンと最後まで読んだのは初めて。
色々な制限があっての舞台化なので、原作通り…とはいっていなくとも、それはそれで鳥肌ものだった。
(人生初のミュージカルがレミゼラブルで、大丈夫?ハードル上がりすぎてない?と心配になったくらい)
飢えのため、やむなく盗んだパンのために長期間の獄中生活。
そこからの波瀾万丈、ジャンバルジャンの逆転人生物語。
舞台はフランス、革命前夜。
時代の大きなうねりの中で、ジャン、コゼット、マリウス、ジャベール達の運命も翻弄される。
ドラマチックな展開に圧倒され、すぐに心を持っていかれた感じ。
最後は
「幸せになって欲しい…」
とほんのり胸が温かくなる読了感。
ティナルディエ夫妻はただただ腹立つ夫婦だったけど、いないとここまで名作にならなかったかも。
ミュージカルでも、なんならマリウスやコゼットよりも目立っていたし。
ジャベールも良かった。
もう一度読み直してみようか。