何十年も前に読んだもの。

「長くつしたのピッピ」で有名なアストリッド・リンドグレーンさんの作

この「名探偵に憧れる少年」
というところが、ミステリー大好き子供の自分に、とてつもない親近感を覚えさせた。

児童書とはいえ、悪者にピストルを突きつけられ、監禁までされるという、なかなかハードな内容。

ほのぼのしたタッチの挿絵から想像できないようなハラハラした展開。そこに凄く惹きつけられた。

またカッレくんの遊び仲間「エーヴァ・ロッタ」が大好きで、彼女を自分自身に置き換えて読み進めていたりもした。

なんと言っても、3人組探偵団の紅一点。

マガーク探偵団のワンダや、ナンシー・ドルー。今でいうなら名探偵コナンのあゆみちゃんみたいな感じ?

「探偵団の一員になりたいなー。」などと能天気なことを考えていた子供時代の私には羨ましくて仕方がなかったのも、今となってはいい思い出。