自分と同年代。
手芸が好き。(プロ並みにお上手らしい)
ということもあり、密かに気になっている光浦靖子さんのエッセイ。
50歳を目前に海外留学してみよう!
と、決心したものの、コロナ禍の影響で渡航できず、妹さんのお家に居候するハメになった話も泣き笑い的な感じで綴られている。
正直なところ、今の自分には逆立ちしても、留学などの発想は出てこない。
その勇気と情熱が、文面を通して快く響いてくる。
勿論、留学についての文章ばかりではなく、光浦さんの日常が多数描かれており、なかでも一番印象に残っているのは
おばあさんの背後で、勝手にボディガードの話。
微笑ましすぎて、自分も真似してみようかな、と思ったくらい。
カナダで過ごしてかれこれ3年になられるらしい。
そんな人生もあるんだなと考えさせられた一冊。